前回のお詫びをかねて、学校帰りにひとりで吉祥寺まで足を運んだ。

バーニャカウダを頼んで待っているとき、

オオノさんが

〈そんな暗い顔して、彼氏となんかあった?もしかして俺がわけわかんないこと言ったからかな〉

その通りすぎて、言葉がない。

あれから司とは険悪で、連絡もとだえてる

玲音のことがあるから、会わなくてすむのには正直少しホッとてたけど。

あたしは、オオノさんならおとなだから、
何かいいアドバイスがもらえるかもと思った。

〈俺もこの年だからそれなりに修羅場は経験してきたと思うけど、

まなさんのはすごすぎだよ。〉

そうなのかな…

そうして彼は、あたしのはなしをまとめた

〈つまり、まなさんは司より玲音がよくなっちゃった、んだよね?
司のことは嫌いじゃない、でも体は正直で…どうしたらいいのかわかんない
って感じ?〉

あまりにもはっきり言われて、顔が赤くなるのがわかった。


〈ねぇ、まなさんそれ、無意識にやってるのかな?〉

何のことを言われているのかわからなかったので聞いたら

ぐっと近づいてじっとながいあいだ見つめる

という行動のこと、らしかった。

〈それは男子に対してやるべきじゃないよ。勘違いしちゃうから。〉

そう言って、オオノさんは困ったような顔であたしを見た。