博士の愛した数式

著者:小川 洋子


一番気に入ってる言葉・場面


1/「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだ」
2/「君の靴のサイズはいくつかね」


1.博士が主人公の息子にはじめて会ったときに言った言葉。忘れてしまってから何度会っても博士は息子(ルート)に優しく接していた。

2.これも博士が主人公にはじめて会ったときに言った言葉。それからも会話のきっかけとして時々聞いていた。個人的に印象深くて気に入った場面。


この本で好きなところ
・博士の人柄に魅力的なところもあり、それを取り巻く人間模様で少しずつ変化していく日々の出来事がとても優しかったところ


------------------------------------------------------

博士の愛した数式 [ 小川洋子(1962-) ]
¥515
楽天

伝説のない星座

著者:森村 誠一


一番気に入ってる言葉・場面


1/「北極星は有名すぎるけど、宇宙の隅には伝説のない星がたくさんあるとおもうよ」
「一つ星でだれにも見られることのない星ね」
「そうだよ」
2/かぐや姫は天に還ってこそかぐや姫なのであって、地上に生活の根を下ろした女など、もはやそこにもここにもいる世俗の垢にまみれた平凡な女の一人にすぎない。


1.笛木が渚と夜空を眺めて会話する場面。伝説がないというだけで、じっと見つめられることのない星があるというところに惹かれた。

2.ミステリアスな部分は、終点がとても重要だと感じた。まるで薄暗い夜道に心を躍らせて歩んでいたのに突然、全てが月光に照らされてしまうような。それが、また良いと感じるか、ああ残念と感じるか、他人に委ねられる危険を孕んでいる気がした。


この本で好きなところ
・この本を手に入れたきっかけは偶然だったのですが、今は手に入れて良かったなと思える一冊になったこと。笛木と渚の関係が徐々に変化していくところ。


------------------------------------------------------

【全品送料無料】伝説のない星座/森村誠一
¥600
楽天

銀河鉄道の夜

著者:宮沢賢治


一番気に入ってる言葉・場面


1/「おっかさんは、ぼくをゆるしてくださるだろうか」


2/「ぼくはおっかさんが、ほんとうに幸せになるなら、どんなことでもする。けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸なんだろう」

1.2/列車の中でカムパネルラが突然言った言葉。銀河鉄道の夜(文庫本)では、この言葉が印象に残った。


この本で好きなところ
・とても昔に書かれていて、内容も言葉も理解できないところがあるのに、今でもドキッとするような気持ちになれるところ


------------------------------------------------------

銀河鉄道の夜改定新版 [ 宮沢賢治 ]
¥460
楽天

セロ弾きのゴージュ

著者:宮沢 賢治


一番気に入ってる言葉・場面


1/「こら、狸、おまえは狸汁ということを知っているか。」とどなりました。すると狸 の子はぼんやりした顔をしてきちんと床に座ったままどうもわからないというように首をま たげて考えていましたが、しばらくたって「狸汁ってぼく知らない。」と云いました。

2/「ああかっこう。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。」と 云いました。


1.想像したら、子狸がかわいい!

2.最後の場面でゴージュが呟いた言葉。


この本で好きなところ
・いろいろな動物が出てくるところが癒される


---------------------------------------------------

宮沢賢治の魅力~セロ弾きのゴージュ
¥2,097
楽天

対岸の彼女

著者:角田 光代


印象に残った言葉・場面


1/「でもこれは、協定でも交換条件でもなんでもない。もしあたしが無視とかされても、 アオちんはべつになんにもしないでいいよ。みんなと一緒に無視してほしいくらいだよ。そ のほうが安全だもん。だってあたしさ、ぜんぜんこわくないの。そんなとこにあたしの大切 なものはないし。」

2/「そっか。ママ、あーちゃんのことずっと見てるんだよ。あーちゃんは何してるかな、ご はん食べてるかな、お歌習ってるかなって、ママはいなくても毎日あーちゃんのこと見てる からね。」

3/こんちくしょう、こんちくしょう、と知らず知らず思いながらペダルを踏む足に力をこめ ている。誰かに毒づいているわけでもなく、何かに怒っているわけでもないのだが、ここ最 近ずっとそうつぶやきながら自転車を漕いでいる



1…野口魚子(ナナコ)がいじめられていたことを告白した葵に言った言葉。「そんなと ころに大切なものはない」という言葉にドキッとした。。

2…小夜子(主人公)が娘のあかりを保育園に預けはじめたばかりの頃、元気のないあかりに 帰り道に語りかけた言葉。


3…仕事を終えた小夜子が自転車であかりを保育園にお迎えに行くところ。こんちくしょう! とペダルを漕ぐ姿を想像して好きだなと思った場面。



この本で好きなところ
・一つの話を主に二人の視点から綴っているが、所々時代をさかのぼっていくところ


------------------------------------------------------

【中古】単行本(小説・エッセイ) 対岸の彼女【10P24Jun13】【画】【中古】afb
¥370
楽天