家日和

著者:奥田 英朗


惹かれた話・場面


1/ここが青山
2/家においでよ
3/夫とカーテン

(2.3についてはまた今度…)


1.主人公をとりまく周りとの温度差が面白かった。その中でも、「昇太(主人公の息子 )の弁当のブロッコリーには歯型もついていなかった」というところが好き。

この本で好きなところ
・それぞれの家庭の日常がコミカルに書かれていて読みやすいところ


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家日和 集英社文庫 / 奥田英朗 【文庫】
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ぬるい毒

著者:本谷 希有子


一番惹かれた場面


1/すごいですね。向伊は声にはほとんど出さず唇を動かした。
2/向伊が私にあまり嘘を吐かなくなった。


1.向伊が主人公に向けて言った言葉。「すごいですね」には包括力があると思う。どこがどうなのかと説明できなくてもニュアンスで伝えられ、不思議だと感じた。

2.向伊は嘘をつくが、主人公は嘘だと知っている場面の言葉。嘘は傷つく行為。けれど、嘘を吐かない→自分に価値がないのかと感じさせた部分に奥深さを感じた。


この本で好きなところ
何度読んでも主人公が向伊の嘘に惹かれる気持ちが理解できない。どうして、こんな男に惹かれるのか・・・うーん。でも、たぶん理解できないところが多かったのでまたいつか読むかもしれないと感じた一冊。

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いつかパラソルの下で

著者:森 絵都


この方の作品は好きです。でも、まだ掴めなくて「この場面!この言葉!」っていうくくりでまとめられないので、全体の感想を綴ります。


(感想)
私ってどうなのかな。生い立ちで何かしらの影響を受けることは、あると思う。例えば、裕福でなかったから安値でやりくりのが上手かったり、兄弟がたくさんいると自分以外の人に分けることに目が向いたり。困難に直面したとき、生い立ちを言い訳に逃げていないかな?と自分に聞くとあったかも・・・と答えそうだ。誰かのせいにして生きても、何も良いことなんてない。


「自分の可能性を自分で決めちゃだめよ!私はこうだからって諦めてるんでしょ」←ある人の言葉(本には載ってません)

この本を読んで気づいたこと。私のとても近くに生い立ちで影響を受けて、でもそのコンプレックスと上手く付き合っている人がいる。その人の生き方を見習って、これからも生きていく。自分の原点は変えられなくても、生き方は変えられるんだよ!って教えてくれた本でしたー。


この本で好きなところ
・会話のテンポが良い(言葉のキャッチボールが早い)
・主人公と登場人物の関係が面白い(それぞれが個として成り立つ存在感がある)


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初夜

著者:林 真理子


惹かれた話・場面


1/帰郷
2/儀式
3/雪の音


1-私は何も持っていない。松子はたくさんのものを持って、この故郷に帰ってきた-
(感想)
話の終盤、子どもを連れて故郷に帰ってきた松子に対して言われた一文。主人公の絵里果と松子はいつも対抗心を持っていて、優位に立っていた絵里果。しかし、子どもを持てなかった自分に対して松子の子どもの存在をとても羨ましく思っている場面。子どもがいるということが、たくさんのものに値するのだという所が母親になることの大きさを感じた。

2-「やったぁ」叫んだのをきっかけに少女は手を離した。密着していた手が離れると、それまでつなぎ合っていたことがいかに不自然かということがよくわかった。少女も同じ気持ちだったのか、その日はもう二度と二人が手を握り合うことはなかった-
(感想)
主人公である亜希子の夫の平井と、前妻の娘“佐穂”が3人で歩いていた時、亜希子と手を繋いでいた佐穂が離れた場面。血も繋がらない、父親の再婚相手と手を繋ぐことは苦痛だが、こうすれば2人から自分の存在を認めてもらえる。親の離婚で揺れながら、ちゃんと自分の居場所を探す子どもの気持ちがとても繊細に感じた。


この本で好きなところ
・それぞれ違う女性の人生が描かれていて、その心理描写がとても詳しいところ


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初夜 [ 林真理子 ]
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図書館戦争

著者:有川 浩


一番気に入ってる言葉


「正論は正しい。だが正論を武器にするやつは正しくない」


堂上教官が手塚に言った言葉。

誰かの行動を正そうと言う言葉は、その人に寄り添ったものであるべきなのかな。

自分ならどう感じる?と問いかけたとき、初めて相手に近づけたりするもので。

私も学生時代は、なぜいじめをするの?!とか人の悪口を言わないで!とか正論だけを思っていて、あの時なぜ・・・よくよく考えれば、深く計り知れない。

この言葉は今までも読んで知っていたはずなのに、この前聞いたとき、ふと過去がフラッシュバックして今に繋がり「そうかぁ」と感じてしまいました。そして、今回は思いがけず長文になってしまった・・・恥(笑)。

-後日談-
この本は、内容を忘れ始めた頃に再度読み返しちゃうくらいお気に入りの本です。しかし、今回の一番気に入った言葉は「映画で見た」のがきっかけなので読書本の感想とは・・・ちょっと違うのですが、せっかく思ったことを忘れないうちに書きとめようと思い、ブログに載せました。


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図書館戦争 [ 有川浩 ]
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