図書室の海
著者:恩田 陸
一番印象に残っている言葉・場面
1/ことしより春知りそむる桜花 ちるといふ事はならわざらなん
2/咲くよ。理瀬からは、誰よりも大きな花が咲くだろう。でも。亘は怒ったような声で言葉を切った。私は続きを待つ。でも?そのためには暗くて冷たい、ぬるぬるした泥の中に沈まなきゃならない。
1.古今和歌集の紀貫之の歌。まだ樹齢の幼い桜の木が、今年から初めて花を咲かせた。咲くということは習っても、散ることは習わないでほしい。(本書P.11記載)
2.咲くまで泥の中へ沈む睡蓮。人間も美しく咲くために泥の中へ沈まなければ…という例え方に惹かれた。
この本で好きなところ
・それぞれ読み切りの短編集で構成されており、一部本編へ続くアナザーストーリー(前置きのような)になっているところ。
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