この映画はたまらない。これを観るのは何度目か、でも最後に観てから10年が経つ。
人によってはB級映画だと評する人もいるけれど、濡れ場が多いからと言ってそう決めてしまうには惜しい映画だと思う。
4人の縺れ合う中年男女の心の鬱積がセックスによって解き放たれていく。疲れきった大人の情に委ねたセックスは行き場を失った心を浮き彫りにし、たまらなく切ないセックスにまたどんどん心と体が溺れていく。
それぞれが過ぎ去った時間を埋めるように体を求め合う。そして、時間は戻らない。

荒井晴彦の第一回監督作品。キャストは奥田瑛二(良介)とかつての女、永島暎子(麗子)、柄本明(義彦)とかつての女、かたせ梨乃(綾)。僕の大好きな速水典子が冒頭、義彦の妻役で少しだけ登場。

水の記憶-身も心もDVD

1997年作品。原作:鈴木貞美 監督・脚本:荒井晴彦
年末忘年会シーズンに友人宅に泊まった朝、友人がカバンに放り込んでくれたDVDの中の一枚。

ロードムービーもデ・ニーロにかかるとこんなホットなコメディタッチに仕上がるんだ。「悪党」より「お人好し」な男はやっぱり可愛い。かく言う自分も「お人好し」だし。見終わるとちょっと温かい気持ちになれる、正月にはいい映画かも。

水の記憶

監督:・・・・マーティン・ブレスト
キャスト・・ロバート・デ・ニーロ/チャールズ・グローディン
夕方5時に新宿駅から年の瀬の雑踏の中へ。
8時スタートの浅川マキのライヴまで時間があるので久しぶりに「DUG」に入る。
と言うのも二十数年振りに「ノルウェイの森」を読んでいて読み終えるにはやっぱり「DUG」かしらん・・ということで。
コーヒーを二杯。小一時間。
意外と結末を忘れていたのだけれど、ワタナベ君が緑に電話を掛けながら自分の居場所がどこだか判らなくなるっていう最後だったんだ・・・
ちょうど大学の頃、赤と緑の装幀の新刊が大学生協の本屋に山積みされてたのを思い出す。

「DUG」もずいぶん変わってしまい。
昔を想いつい店内に貼紙してあった「新宿DIG DUG物語」なる本を買ってしまった。

水の記憶

さて、PIT INNでの浅川マキ。
五日間連続の最終日のせいか、立ち見までいっぱいいっぱい。
後ろから背伸びしたり屈んだり人の合間から座ったままのマキさまのお顔を拝見。
それでも今年最後のイベントに拍手。

ライヴの後はやっぱりゴールデン街で一杯。
ごちそうさま、新宿。