『メンギ博士の妙薬』の読みどころ
文学フリマ東京での販売効果もあって、イタロ・ズヴェーヴォ他『メンギ博士の妙薬‐怪奇幻想短編集〈近代編〉』はほぼほぼ売り切れとなりました。誠に有難いことです。当初は増刷を考えていましたが、次の図書を刊行する関係もあって、予算のこともあり、このたびは増刷を見合わせることにしました。しばらくは品切れとなりますが、どうぞご了承願います『メンギ博士の妙薬』は表題作のほかにも、ズヴェーヴォ「邪悪な眼」が収録。こちらも表題作品以上に面白い作品です。また、エンマ・ペロディの怪奇小説は本書以外では読めない傑作短編です。奇怪でぞっとする描写が多く、本格的な恐怖小説です。また、ガブリエーレ・ダンヌンツィオの「聖パンタレオーネ」はペスカーラ近郊の村の狂信者たちの抗争を描く、非常に迫力のある幻想が楽しめます。グラツィア・デレッダの「死霊の口づけ」は掌編ながら構成が凝っていて、ほのかなエロティシズムのただよう作品です viaイタリア文学館 Your own website, Ameba Ownd