ゴールデンウィークも今日でおしまい。
今年は比較的過ごしやすい日が多かったのでお出かけにはちょうど良かったかも?
そんな私は毎年この時期恒例のお風呂のバスタブのエプロン掃除を頑張ったり、ベランダを掃除したり、録画してあった番組の消化とけっこう忙しかった。
ということで、今日の私のブログは最近観た映画のお話。
先月になりますが、この映画を観に行ってきました。
公開一週目だと言うのに広い劇場に観客は私を入れて8人。
私が座った列は私だけという人の少なさ。
まあ平日の昼間に映画を観に来れる人は暇な高齢者。
たぶんほとんどの人がシニア料金か何らかの割引料金で観に来ていると思われます。
内容はタイトル通り「HERE」。
舞台は同じ場所。
ここは太古の昔に恐竜が歩いて、先住民が暮らしたところ。
そして南北戦争の後、この場所にお家が建てられます。
ちなみにお向かいの家はベンジャミン・フランクリンの婚外子ウィリアム・フランクリンのお家。
舞台は窓と作りつけの暖炉のほかには何もない部屋の一角。
この部屋の飾り付けや人物、窓の外の景色でその時代がわかるようになっています。
最初の住人は、飛行機に乗ることに情熱を傾けたジョン・ハーターとその家族。
ちなみに奥さんは「ダウントンアビー」のメアリーお嬢様ミシェル・ドッカリー。
その後、発明家とその妻が暮らし、第二次大戦後にアルと妻のローズがここを購入します。
その二人の息子がトム・ハンクス演じるリチャード。
リチャードは10代でロビン・ライト演じるマーガレットとデキ婚。
お金がないのでここでリチャードの両親と同居します。
実際のトム・ハンクスは60代、ロビン・ライトは50代ですが、VFX技術で二人は10代から70代くらいまでを演じています。
この時のトム・ハンクスは映画「ビック」の時そのまま。
ただ顔は若いけど声は現在の声なので、声だけがお爺ちゃんでちょっと不自然でしたが。
ただ、それぞれの年代のシーンに時代の説明がなく、順番もバラバラなので、今はどの時代で誰が住んでるのか、登場人物と部屋の調度品や窓の外の景色でしかわからなくて、時々「え~っと、この人たちは??」となってしまった。
この映画には悪人は出てこないし、殺人も起こりません。
ただ淡々と時が流れ家族同士の葛藤や別れがあります。
時代によってスペイン風邪が流行したり新型コロナが蔓延したり。
テレビが白黒からカラーに変わり掃除機のスタイルが変わり、流行りの音楽が変わって時代の流れを感じます。
原作はリチャード・マグワイアのグラフィックノベル「HERE ヒア」。
監督は「フォレストガンプ」のロバート・ゼメキス。
見終わった後になんか優しい気分になれる、とても好きな映画でした。
それなのにこの映画ぜんぜん話題にもなってないし、何より観に来てる人も少ない。
昔は新しい映画が上映されると、その出演者が来日してあちこちで宣伝したものですが、最近はハリウッドスターの来日も減ったような?
映画自体も最近はリメイクやシリーズものが多くて、あまり盛り上がらないイメージ。
トランプさん、今度は映画に高い関税をかけるとか言ってるけど、ハリウッド映画はこれからどうなっていくんだろう?
















