雨あがり、家のベランダから見える山々から雲が立ち上っていきます。

 

 

 

あと一月半もしたら、ここも紅葉で赤く染まります。

でもきっと今年の紅葉のシーズンはどこも混むだろうなぁ。

なんか人のいない京都に慣れちゃって、もう昔には戻れない気分です。

 

 

 

そんな私の今日のブログは、先月のお話。

 

この日は高島屋で開催中の刺繍絵画の世界展へ。

刺繍絵画とは日本画家が描いた下絵をもとに、職人さんが針と糸で縫い上げた絵画を壁掛や衝立などに仕立て製品化したものです。

 

 

 

刺繍絵画は明治・大正期に盛んに製作され、日本が誇る美術工芸品の一つとして海外の邸宅の室内装飾用に多く輸出されたんだそう。

なので日本に残ったものが少なく、そのため日本人が国内で刺繍絵画に出会う機会はほとんどなかったそうです。

 

 

 

刺繍絵画は一見絵画のように見えますが、近くで見ると絹糸できれいに刺繍されているのがよくわかります。

作るのには何か月、大きなものは何年もかかったみたいです。

 

 

 

特に鳥や動物はその毛並みが本物のよう。

 

 

 

この展覧会では国内にある貴重な刺繍絵画作品を中心に、髙島屋が1900年のパリ万博に出品した染織作品の下絵、ビロード友禅などが公開されていました。

 

 

 

その見どころのひとつ「獅子図」。

 

 

 

下絵はこんな感じで、髙島屋で染織品の下絵制作を手掛けていた神坂雪佳の弟の日本画家神坂松濤が描いたと言われています。

 

 

 

ライオンさんめちゃリアル。

この「獅子図」、髙島屋が明治から大正にかけて欧米に向け輸出した刺繍絵画なんだそうで、100年以上の時を経て里帰り。

 

 

館内ではお写真パチリはできなかったので、パンフレットや某所からお写真をお借りして少し紹介します。

こちら「波」という作品。

明治から大正時代にかけて作られたものだそうで、高島屋資料館のものです。

 

 

 

「金地草花文屏風」大正前期のものです。

 

 

 

「老松鷲虎図」明治17年作。

 

 

 

「松に孔雀図」明治~大正時代。

 

 

 

「孔雀図。

 

 


「夕陽に帆掛舟図」明治後期。

 

 

 

「桜に鳩図掛布」大正~昭和時代。

清水三年坂美術館蔵。

 

 

 

「花鳥図屏風」明治~大正時代。

清水三年坂美術館蔵。

 

 

 

「瀑布図」明治後期・大正時代。
清水三年坂美術館蔵。

高島屋の展覧会は終わってしまったけど、清水三年坂美術館蔵に行くと見られそうですね。