GOTOトラベル再開というと非難されると思ったのか、県民割の全国拡大でお茶をにごす政府。

でもやってることは同じじゃん。

海外の観光客も来るっていうのに、な~んで観光業界にばかり忖度するかなぁ。

どっかの政党がどっかの観光会社と仲良しとか???

物価は上がり、給料は上がらず年金は減るっていうのに、今やるべきことはそこじゃないだろう!!

しかもこれって、一人何回とか限度はないんですよね?

こんな時期に旅行に行けるのなんて65歳以上の時間とお金がある人たちなんだろうから、こういう世代が恩恵を受けて、結局このつけを今の若い人や子供たちが払っていくわけですよね。

う~ん、この先大丈夫か?日本。

 

ということで、今日の私のブログは風俗博物館の続きです。

 

京都市民でもこの博物館の存在を知ってる人は少なくて、行って来たよ~と私が言うと、ほとんどの人が「それどこにあるの???」と聞いてきます。

かくいう私もつい最近までここの存在は知りませんでした。

 

 

 

なぜここを知ったのかというと、女優の黒木瞳さんが映画を作るときに参考にするため、ここに通い詰めたというお話を聞いたから。

 

 

 

確かにここは時代のいいお勉強になります。

 

 

 

ここからは四季のかさね色目に見る平安王朝の美意識というコーナーへ。

重ね色目というのは何枚も重ね着をした装束の襟元や袖口にみられる色のグラデーションやコントラストのこと。

貴族たちは四季折々、季節の花で春夏秋冬の色彩を楽しんでいたみたいです。

ということで、こちらは松かさね。

どの季節にも着ることができるそうです。

 

 

 

梅かさねは旧暦に11月~2月の春に着るもの。

 

 

 

桜重ねも同じころに着用します。

 

 

 

若菖蒲かさねは旧暦の4月から5月の夏に。

 

 

 

女郎花かさねは旧暦の7月から8月に。

ちなみにこの時期、季節は秋になります。

 

 

 

黄菊かさねは10月から11月。

この時期の季節は冬です。

 

 

 

雪の下かさねは旧暦の11月中旬から春ごろまで。

 

 

 

こちらは「竹取物語」。

月からお迎えが来た様子です。

 

 

 

真ん中の人がかぐや姫。

 

 

 

ここはビルの5階。

から西本願寺が見えます。

 

 

 

最後の節句は九月九日 重陽の節句

旧暦の9月9日には宮中で「重陽節会」が行われたそうです。

 

 

 

 

朝廷に群臣が集められ詩歌を作って楽しむ行事なんだそう。

 

 

 

菊の花の時期なので菊の花を観賞したり菊酒をのんだりしたようで、これが菊祭りのルーツだと言われています。

 

 

 

ちなみにこの頃、菊の着せ綿という習慣があったそう。

前日の夕方に綿を菊の花にかぶせて、その菊の露に濡れた綿で翌日の朝に肌をなでると老を捨てるというものだったそうです。

 

 

 

菊は古くから不老長寿の薬効があるとされていたので、菊酒も重宝されたそうです。

 

 

 

風俗博物館、思いのほか面白くて結構長い時間をここで過ごしました。

ちなみに今回は五節句の展示でしたが、源氏物語の世界を表現した展示物やら、時期によっていろいろ変わるそうなので、また行ってみなくっちゃ。

 

 

 

 

 

ということで、せっかくここまで来たので、西本願寺にもお参り。

 

 

 

こちらは太鼓楼。

時を知らせる太鼓を備える楼閣です。

 

 

 

暑い日だったので、お参りがてら休憩して涼もうと思ったら、阿弥陀堂で法事が行われていたので、埋木細工を見ながら御影堂へ。

 

 

 

 

 

 

西本願寺はいつ来てもゆっくりできるお寺です。