婚約時代
エリザベス王女のコートを預かる紳士的なフィリップ殿下
2017年1月、ウィリアム王子が18カ月間にわたって、王室の公務とヘリコプター・パイロットとしての職務を両立させてきたキャリアを大転換する準備に入ったと報じられました。
ウィリアム王子は今夏、イースト・アングリカン・エア・アンビュランス（イギリス東部のイースト・アングリア地方を担当するヘリなどの救急輸送部隊）の職を離れ、フルタイムで王室の公務をするようになると、『タイムズ』紙が報じています。
91歳になるエリザベス女王の公務を軽減するよう、助けることが必要だと理解してはいるものの、関係者が同紙に語ったところによると、34歳の王子に対して、パイロットとしてのキャリアを諦めるようにというプレッシャーはなかったという。数カ月に及ぶディスカッションを経た王子の決意を、家族は“大いに支持した”そうで関係者は「王子は、人が思うほど、王子が公務に消極的だったわけではありません」 とかたっています。
同時に、公爵一家は、秋に息子のジョージ王子がロンドンの小学校に入学する（イギリスでは5歳から）のにあわせ、ノーフォーク州にある住まいを離れ、ケンジントン宮殿に居住することになると見られる。ただロンドン市内にあるノッティング・ヒルの名門校ウェザビー・スクールには通わないようだと英紙デイリー・メールが伝えています。本校に比べると小規模で、目立たない雰囲気のその学校のほうがジョージ王子に相応しいとウィリアム王子もキャサリン妃も考えているそう。
シャーロット王女も、近くの保育園に通うことになると思われます。
2016年12月には、エリザベス女王が、現在パトロンを務めている公務の25％を王室の若い世代に譲ると発表。
いくつかの慈善団体のパトロンを務めている王子はメンタルヘルスやホームレスなど特に熱心に支援したいと考えている分野の仕事を、今後は増やしていく予定。
ハリー王子はイングランド・ラグビー・フットボール協会のパトロンを務め、ウィリアム王子は、ウェールズ・ラグビー協会のパトロンとなるよう。
キャサリン妃も公務を増やすことが予想され女王に代わって、オール・イングランド・ローン・テニス・アンド・クロケット・クラブ（ウィンブルドンを主催するテニス協会）のパトロンとなり、また、公爵夫妻とハリー王子が設立した、軍隊や若者、保護活動を支援する基金のパトロンも続けていきます。