エリザベス女王 「私はまだ生きています。このところ私たちは大変忙しくしています。極めて色々」 | Time Tested Beauty Tips * Audrey Hepburn Forever *

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オードリーをはじめとするハリウッドセレブからダイアナ妃やグレース・ケリーなどの各国 王室・王族も。

2016年6月27日、女王の90歳公式誕生日から、欧州連合(EU)からの離脱を選択した英国民投票、首相が辞意を表明し、過去30年間で最低のポンド安を記録し、サッカーではイングランドがアイスランドに衝撃的な敗北を喫したなど目まぐるしい英国国内。
女王「私はまだ生きています」

女王は投票後初の公務として北アイルランド自治政府が置かれるベルファストのヒルズボロ城で、かつて反英テロ活動を展開したカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の司令官だったマーティン・マクギネス現・自治政府副首相(左)と会見し、自身の健康について尋ねられまるで夫の殿下のように「私はまだ生きています」と返答。


テレビ中継された会見で、マクギネス氏が握手をしようと女王に手を差し出すと、女王は握手に応じて笑いながら以下のようなやり取りを。

こんにちは、お元気ですか?"Hello, are you well?"

私はまだ生きてますよ、ええ"Thank you very much. I’m still alive, anyway."

またお会いできて良かった"Nice to see you again."」

ハ!このところ、私たちは大変忙しくしていますね。極めて色々なことがあります "Ha, we've been quite busy. There's been quite alot going on."

多くのことが一度に起こりすぎています実に。"Yes, true, there's alot of things happening at the moment. Absolutely."」

ええ、私は誕生日が2回もありましたから"Yes, I've had two birthdays so we've been quite busy." 」

その通りです"Absolutely."」


※女王の発言が英国の政治情勢に関することだったのか、最近2回あった90歳の誕生日祝賀行事を指したのかは定かではありません。

国民投票では北アイルランドとスコットランドでEU残留派が上回った一方、イングランドとウェールズで離脱派が上回り、総計では離脱派が52%でした。マクギネス氏が所属する北アイルランドのカトリック系民族主義政党シン・フェイン党(Sinn Fein)は、北アイルランドが英国から離脱してアイルランド共和国と合流することを望んでおり、ブレグジット(Brexit、英国のEU離脱)をめぐる国民投票後もすぐに統一アイルランドをめぐる投票の実現を呼び掛けています。女王とマクギネス氏は非公開で会談を行ったが、国民投票についての話が出たかとの質問に対し「私たちは多くのことを議論したが、どれもあなた方に申し上げるつもりはない」と述べました。






エリザベス女王

22日のザ・サン紙 「EUに留まるべき3つの妥当な理由を述べよ」




EUからの離脱を選択するという、英国内の地域関係を緊張させる衝撃的な結果が出た国民投票について、エリザベス女王は声明を発表していませんが、3月に「エリザベス女王はEU離脱を支持する」と題する記事が大衆紙ザ・サンの1面を飾ったことがあったり、戦争を体験し残留派であるといった印象の報道もあったり、、6月22日英国王室担当の伝記作家だったロバート・レイシー氏は米国のネットメディア「ザ・デイリー・ビースト」に寄せた文で、「エリザベス女王が最近、晩餐会に同席した客人に『英国が欧州の一部分にならなければならない理由を3つ提示して下さい』と言った」と明らかにしたりも。レイシー氏は、「エリザベス女王はそのようなストレートな質問を楽しんでいる」と説明。






4年前の、2012年6月27日、エリザベス女王は北アイルランドを訪れ、かつて反英テロ活動を展開したカトリック系過激組織アイルランド共和軍(Irish Republican Army、IRA)の司令官だったマーティン・マクギネス北アイルランド自治政府副首相と初会談し握手を交わした北アイルランド和平プロセスにおいて歴史的和解の象徴となる最初の握手と報道されました。


エリザベス女王

エリザベス女王
フィリップ殿下「やぁ私の家族を●した諸君、元気かね?」


英国からの分離およびアイルランド併合を求めるIRAによる反英テロ活動は、1970年代から北アイルランド紛争の全当事者が合意した1998年の包括和平まで約30年に及み、1979年にはフィリップ殿下の叔父にあたるマウントバッテン卿(Lord Louis Mountbatten)が、乗っていた船がIRAの仕掛けた爆弾で爆破され双子の孫たちと共に殺害されています。マクギネス副首相はこのときIRA司令官を務めていました。


フィリップ殿下にとっては叔父で育ての親でもあり、女王との結婚を後押しした一人。ジョージ6世のいとこであるため女王にとっても叔父。チャールズ皇太子にとってもマウントバッテン卿はあこがれの人で心服しており、とても大きな存在だったそうで、テロ後喪失感をダイアナ妃が聞き共有したことが結婚へとつながると言われています。

(生前マウントバッテン卿は、エジンバラ公に身を固めるべき年のチャールズが1970年からカミラーと遊び続けているのは好ましくないんじゃないか?」と忠告もしています。カミラは卿が殺害される6年前1973年に結婚しますがチャールズとの関係は続く。なお卿は、婚姻前のダイアナ・スペンサー(当時18歳)を可愛がっていたとか。ダイアナは19歳で婚約、20歳で結婚。)

ルイス・マウントバッテン - 

チャールズ皇太子、マウントバッテン卿、フィリップ殿下


ルイス・マウントバッテン

(ヴィクトリア女王のひ孫)


マウントバッテン卿は第2次世界大戦で日本に苦しめられた経験から葬儀には日本人を招かないよう遺言を残したり日本嫌いで昭和天皇歓迎晩餐会に欠席した唯一の人物でしたが第二次大戦では東南アジア方面連合軍最高司令官。英国側には日本軍の捕虜となった旧英軍、英連邦兵士や戦死者遺族への配慮での欠席と受け止められていました。※まねるように?2015年中国主席歓迎の晩餐会欠席のチャールズ皇太子。

2007年英国外務省の文書からマウントバッテン卿が「軍は純粋に政治的な性格の裁判にかかわるべきでない」などと東京裁判を批判していたということが明らかになっています。1948年出版社が日本軍のBC級戦犯の最初の裁判を扱うことに決めマウントバッテン卿に序文の執筆を依頼をしたところ「軍は純粋に政治的な裁判にかかわるべきでない。なぜならば日本が勝利していれば英国人を戦った罪で裁くことができたと日本に主張されることになる。(※つまり勝利者の裁き)次に、この種の政治裁判には法律の特殊な解釈や創作が必要になり、そうした法に基づいて日本人を有罪にすると正義に反する。(※法律を破り勝利者に都合のよい解釈)最期に政治裁判は被告に宣伝の場を与えることとなる。阻止することはできない。」



Edward VIII wearing Happi
Edward VIII wearing Happi


なお「王冠を賭けた恋」で知られている英国エドワード8世が戦争前 皇太子時代に行った極東旅行で訪日した際、マウントバッテン卿は英皇太子の介添え役でとても日本でエンジョイしていたとか。


ルイス・マウントバッテン

ロード ルイス・マウントバッテンって書いてあるよ~(^^♪


Edward VIII wearing Happi
1924年6月4日ルイス・マウントバッテンも左後ろで着物を着ています。
Edward VIII wearing Happi

初代ミルフォード=ヘイヴン侯ルイス・アレグザンダー・マウントバッテンと(イギリス王女アリスの長女)ヴィクトリアの長女アリスの長男が(家庭の不和で行き場をなくした)フィリッポス(のちのエディンバラ公フィリップ)。ヴィクトリアは彼を引き取り、息子のルイスとともにイギリスで養育。アリスとルイス姉弟は15歳差が違います。ヴィクトリアはロシア革命で妹2人、エリーザベトとアリックス(ロシア皇后アレクサンドラ)を失い、フィリップ殿下は父方のロシア皇帝の一族の子孫。

(フィリップ殿下 1967年ソビエト連邦Soviet Unionを訪れたいか聞かれたとき)

"I would like to go to Russia very much -- although the bastards murdered half my family."
「ロシア(帝国)にはとても行きたい、まぁ野郎どもが私の家族の半分を殺したが


ルイス・マウントバッテン - 

葬儀で感情をこらえるチャールズ皇太子



こうした背景からも、英女王と元IRA司令官との握手は英・北アイルランド和解の画期的な節目といえました。マクギネス副首相自身も会談前、女王との握手は「数千人のユニオニスト(北アイルランドの英統治を望むプロテスタント系住民)との握手と同じ」だと話していましたが、態度は軟化?




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