2017年8月、BBCのドキュメンタリー『Diana, 7 Days』の中でヘンリー王子は母の死の直後を回顧し、「配偶者や元配偶者の死を子供に告げるのは何よりも辛いことでしょう。」「どうやってそのような状況に対処するのか…僕には想像もできません。」と離婚済みであったものの父チャールズ皇太子も苦しかったであろうと思いやりました。
ヘンリー王子は、「お母さんが亡くなった」と父から知らされた際の衝撃を「信じられない。そんな話を容認できるわけがないと、僕は全く受け付けませんでした。だから急に悲しみにくれることもなかったんです。あの年齢で、はっきりとあんな状態を理解できる子はいないと思います。」と振り返り(事故後)「父は常に、僕達に寄り添ってくれました。(元妻に)先に先立たれたのですから…。」「父は、僕達が守られるようにと気を配ってくれました。ですが父本人だって、同じように悲しんでいたのです。」とフォロー。
ウィリアム王子は 「当時祖母は僕達2人や父を守ろうとしてくれました。住んでいた場所にあった新聞などを全て始末し、読めないようにしたのです」
「僕達はその状況が理解できていませんでした。当時はスマホなどもありませんでしたし、ニュースが入ってこないんです。ですから有難いことに、母の死を悲しむのに必要なスペースを確保でき、国民との距離も取れたのです。母の死にどんなに大きな反響があったのかは、まったく知りませんでした。」 とエリザベス女王が耳に入る情報を制限して子供たちを守っていたと回顧しました。