2012年08月24日、ヘンリー王子（Prince Harry、27）の写真がメディアに掲載された問題で、ラスベガス観光局（Las Vegas Convention and Visitors Authority）が米全国紙USAトゥデー（USA Today）に全面広告を出し、「この街の中で起きたことは、外の世界に持ち出さないのが掟――。と」王子を裏切って写真を流出させた人物に怒りをあらわに。写真の流出犯に出禁宣言をしました。
（以下ハリー王子の写真2枚 クリックで♪拡大します。）
2008年5月5日
広告の内容は
“FOR SHAME!”
“TO THOSE WHO TRADED IN THEIR PLEDGE TO THEIR LAS VEGAS BRETHREN, WE DEPLORE YOU.”
“We are calling on you, the defenders of what happens in Vegas staying in its rightful place – in Vegas,” “We are asking for a shun on these exploiters of Prince Harry. We shall boycott partying of any kind with them. No bottle service. No bikini clad girls. No Bucatini from Batali. In other words, we will not play with them anymore.”
恥を知れ！
ラスベガスの同胞の誓いを売った者たちよ、これほど嘆かわしい者たちはいない。
ベガスで起きたことは然るべき場所、すなわちベガスにとどめておくよう、この地を守る者たちに求める。
ハリー王子を食い物にした者たちを（街から）締め出してもらいたい。ベガスは彼らには、どんなパーティーも、サービスも、ビキニ姿の女の子たちも提供しない。つまり、もう彼らとかかわることはない。
と、写真をメディアに流した人物を痛烈に非難。ラスベガス観光局のキャシー・タル（Cathy Tull）マーケティング担当副局長は、「ラスベガスは大人の自由に重んじる街だ。セレブでも王室の人々でも楽しめる自由がある。ラスベガスで起きたことはラスベガスの内だけにとどめる、これが大切だ。しかし、浮かれている瞬間にこの掟を守るの努力が必要だ」 とコメント。
スキャンダルの渦中にいる英王室のハリー王子は、罰として 祖母のエリザベス２世と行くはずのオーストラリア旅行を取り上げられそうになっているらしいですが、2012年8月26日の英紙サンデー･タイムズ（Sunday Times）に発表された世論調査会社YouGovによる世論調査（23、24日実施）では、回答者の68％がヘンリー王子の「パーティー」について「許容範囲内」と回答し、ヘンリー王子に好印象を持っていると答えた人は75％に上り、写真を掲載したサン誌への批判が続出。
英王室は、王子はストレスを発散していたと説明して事態の沈静化を図りながらも、女王と皇太子は王子の分別のなさに怒り心頭。そして身辺警備体制を疑問視。報道によれば、問題の写真の中で王子とホテルのプールで遊んでいたうち少なくとも1人は、王子の警護担当者（！）だとか。
ママも見守ってる...カミラもきっと笑ってる
それでも王子のやんちゃな行動を、面白がりつつ愛情を持って見守り、今回は救いの手を差し伸べようとしている英国市民、そして世界中の人がアフガニスタンでパイロットとして従軍 したハリー王子への支持を表明。
「あなたが従軍経験があるか、もしくは今従軍中であれば、我々のいとしの王子に支持を表明して写真を掲載してください。」
この呼びかけに最初に答えたのは現在アフガニスタンに軍役中の英国軍兵士たち。テントや装甲車の
脇にポーズをとり、機関銃や英国旗を手に、軍隊式の敬礼を送るヌード写真が女性兵士たちからも送られ、一般市民からも写真が掲載され、妊娠中の女性、お年寄りの女性、こども、ペットも、 はたまた病院に入院中の患者からも、撮り方はさまざまですが、局部を隠すために英国国旗やバックパック、テディーベアなどさまざまな状態で裸となった人々が、ヘンリー王子へ向けて敬礼のポーズを取る写真が投稿されています。
2012年8月30日、フェイスブック（Facebook）上で作成されたグループ「Support Prince Harry with a naked salute！ （ヘンリー王子を裸の敬礼で支持しましょう！）」には現在、1万3000人が登録。その数はさらに増え続けています。中には違った趣味の人もいそうですが、支援が形になってるのはすごい（笑）
王子は自らの意思で一人の兵士としてアフガニスタンの前線に派遣され、08年に報道協定が破られ誘拐や標的としての危険性が高まるまで10週間任務に。派遣発覚後、王子は直ちに前線任務から外れ無念さを語っていました。
故ダイアナ妃の遺志を継ぎ、アフリカでエイズに苦しむ孤児の救済に取り組み、2004年のギャップイヤーでのアフリカ初訪問以来、ハリーはプライベートでもアフリカを再訪。孤児たちとの触れ合いや現地の人の農作業の手伝い等を通じて、救援活動のPRに勤めています。
生まれたころから優等生の兄と比較された10代、両親の不仲や母の死、自己否定や過ちがありながらも、兄とは違う自由さとはじけるような明るさが魅力で、近年は軍の任務と慈善活動に励む姿で、評判は改善されてきました。
2012年は、即位60周年を迎えた祖母エリザベス女王（Queen Elizabeth II）の名代としてカリブ海諸国を歴訪。ジャマイカでは「世界最速の男」の異名を誇る男子陸上のウサイン・ボルト（Usain Bolt）選手と競争してみたり、ウィリアム王子のお面をかぶり市民を喜ばせたり、落ち着きの中にも茶目っ気を忘れない振る舞いに称賛が寄せられてきました。
salute！