現代のハリウッド・クール・ビューティー、ニコール・キッドマンが新作『Grace of Monaco（直訳：モナコのグレース公妃）』に出演する可能性が出てきたそうです。
『Grace of Monaco』はモナコ公国グレース妃（グレース・ケリー）の人生の6か月に焦点を当てた作品で、モナコのタックスヘイブン（租税回避地）にまつわるトラブルを回避しようと尽力するグレース妃の姿が描かれるよう。
監督は『エディット・ピアフ ～愛の讃歌～』のオリヴィエ・ダアン。同作でフランスを代表するシャンソン歌手、エディット・ピアフを演じたマリオン・コティヤールは、アカデミー主演女優賞に輝きました。
グレース妃はハリウッド時代、映画『裏窓』や『泥棒成金』、『上流社会』等に出演し、アカデミー賞最優秀女優賞も受賞。その美貌は"クール・ビューティー"と称されました。1956年にモナコのレーニエ大公と結婚し、女優を引退、本物のプリンセスに。一般人が公国に嫁ぐというのはシンデレラストーリーとはかけ離れた部分も多かったようですが、3人の子どもをもうけるも1982年に不慮の事故でこの世を去りました。
1956年の結婚式にはヨーロッパの王室の出席はありませんでした。ですが1982年グレース妃の葬儀にはベルギー国王夫妻、スウェーデン皇太子、英国王室ダイアナ妃も列席。グレース公妃がモナコの名声をいかに高めたのかがわかります。
現代の美の象徴
くるくるカーリーヘアーでなお美しさが増すときもございました。
感情をコントロールし、思慮深いエレガンスなところは...
モナコ公国についての記事はこちら→●
グレース・ケリー（グレース妃）についてはこちら→●
2012年10月ニコール・キッドマン映画「グレース・オブ・モナコ（原題）」撮影現場→●
1997年に自動車事故で亡くなったイギリスのダイアナ元皇太子妃を描く映画『コート・イン・フライト（原題） / Caught in Flight』では、ニコールの親友ナオミ・ワッツがダイアナ元妃役を演じることが決まっています。
イギリスのチャールズ皇太子が婚約発表をしダイアナ・スペンサー伯爵令嬢、19歳が初めて公式の場に登場した1981年3月、その場にいたのは同じく王室（公室）に迎え入れられ悲劇的な最期を遂げたグレース妃でした。アドバイスもなく、ドレス選びもままならず、黒を着ていくとマスコミはダイアナの胸元を狙いました。チャールズからは「王室では黒は喪に服する時の色だ」と言われ2重でナーバスになっていた姿を察知したグレースは、化粧室で一緒になったダイアナに、マスコミについてアドバイスしました「今は心配しなくても大丈夫よ。これからもっとひどくなるから」
この4か月後、7月1日に20歳になり、1981年7月29日に結婚。
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（1981年）
1982年、グレースの死が報道されると、ダイアナは王族の公務の一つ として、女王の代理として出席。王室はひとりでの葬儀出席を反対しましたが、女王に直に葬儀に出席したいと手紙をだし、ひとりモナコへ向かい葬儀へ出席しました。