2011年9月アダム・シュルマンと
2012年7月28日（土）にはキャットウーマンに扮した『ダークナイト ライジング』がそれぞれ日本公開されるアン・ハサウェイ。アンは『allure』誌7月号でのインタビューで 「（キャットスーツは）"精神的なテロ"だったの。あのスーツは私の人生を変えてしまった。私の1年を占領してしまったの。どうやってスリムでタフになれるのか、理解できなくて、私は10か月の間ジムに通いづめだったの」と語っていました。
恐ろしいことに、米コロラド州オーロラで『ダークナイト ライジング』公開初日に起きた銃乱射事件で12人が死亡し58人が負傷した報道が続き、クリストファー・ノーラン監督がコメントを発表する中、今度は同作でキャットウーマンを演じたアン・ハサウェイがこの悲劇について「この（犯人の）愚かな行動で命を奪われたり、人生を変えさせられてしまった人々の事を思うと、私の心は痛みで張り裂けそうです」「この悲しみを何と表現したらいいのかわかりません。犠牲になられた方々とご家族にお悔やみを申し上げます」とコメントを発表。
主人公のバットマンを演じたクリスチャン・ベールも「自分が感じた恐怖を何と説明したらいいのかわかりません。犠牲になられた方々や彼らを愛していた人々の痛みや悲しみを完全に理解することはできませんが、心よりお悔やみ申し上げます」と述べています。監督やキャストの来日も中止となりました。
同じく2011年9月、シルバーレイクのMillies Coffee Shopで。
2012年7月25日、フォックス・ニュースが、犯人ジェームズ・ホームズ（24）が殺害計画を詳細に記したノートを犯行前に大学の精神科医に送っていたことが分かったと報じました。オバマ大統領は、事件を起こした犯人はいずれ忘れ去られるが、行動を起こした"よき人々"は人々の記憶に残るだろうと語っています。自らの恋人を守ろうとして銃弾を受け、命を落とした3人の男性がいたとわかっているそうです。被害者や遺族へ募金を希望される方への受付機関もできています。
海軍へ再入隊を考えていたジョン・ブランクさん（26歳）はその日、ガールフレンドのジャンセン・ヤングさんを連れて『ダークナイト...』を鑑賞。ジャンセンさんは『Denver Post』紙に「ジョンは私に代わって銃弾を受けたの。『身をかがめていよう』とばかりに私を床へと押したの」と語っており、犯人のホームズが通路を行ったり来たりして発砲を続ける間、ジャンセンさんはジョンさんが自分をさらに座席の下に押し込み、銃撃からそれるようにし、銃撃がおさまりかけた時、ジャンセンさんは座席の下からはい出て、ジョンさんの肩を持ちあげようとするも、彼は動かなかっていたとのこと。ジャンセンさんの母親は亡くなったジョンさんのことを"愛情にあふれていて、娘が一緒になってほしいと思うような男性よ"と表現。
またマット・マックイン（27歳）さんは恋人サマンサ・ヨウラーさん（26歳）を守り、サマンサさんは脚に銃弾による傷を負うも、現在は回復に向かっているも、3発の銃弾を受けたマットさんは現場で亡くなりました。サマンサさんとマットさんの家族の弁護士は『USA Today』紙に「犯人が銃撃を始めた時、マットはサマンサを床へと引っ張り、彼女を守っていた」と、語っています。
24歳のアレックス・テヴェスさんもまた、犯人が次々と発砲する中、ガールフレンドのアマンダ・リンドグレンさんを守り抜いたそう。『Denver Post』紙によると、アレックスさんはこの6月、デンバー大学からカウンセリング心理学の修士号を授与されたばかり。同大学でアレックスのアドバイザーを務めていたメアリー・ゴメスさんは、彼の"最優先事項は人間関係"であり、"その誠実さは称賛に値するほどで、常に友人たちを優先していた"と振り返っており、アレックスさんの知人"ケイトリン（Caitlin）"さんは、ツイッターに「アレックス・テヴェスは、自分が知る限り最高の男性の1人だった。彼がいない世界は良いと思えない」とツイート。
夫とともに現場に居合わせたケイティ・メドレー（21）が7月24日、男児を無事出産した。夫のカレブさん（23）は頭部に銃撃を受け、重体に。カレブさんの友人は同日夜、記者団に対し「ケイティが赤ちゃんを病室に連れてくると、カレブの血圧が上がり、赤ちゃんを彼の腕に近付けると脈拍も上がった」と話したとか。