2011年5月、カンヌ国際映画祭でのぺネロぺ。
かわいい
第64回カンヌ映画祭で5月14日(現地時間)、アウト・オブ・コンペ作品として「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」が上映され、ロブ・マーシャル監督をはじめジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ジェフリー・ラッシュらがレッドカーペットに勢ぞろいしました。
この日は週末とあって、会場前のクロワゼット大通りはスターたちを一目見ようと集まった人々で大変なにぎわいを見せた、家族の話題を聞かれたデップが「子どもたちの反応を見れば、自分がうまく演じられているかどうかわかる。これまで子どもからダメ出しを受けたことはないよ」と語り、会場の笑いを誘ったそうです。
「ある視点」部門のオープニングを飾ったガス・バン・サントの新作「永遠の僕たち」は、ミア・ワシコウスカ、スクリーン・デビューとなったデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー、加瀬亮ら若手キャストが話題に。最近のバン・サント作品とは異なるクラシックな映像スタイルで、不治の病に冒された少女と両親を事故で亡くした青年の出会いを描き、シンプルで瑞々しい魅力にあふれた作品となりました。
コンペ作品で人気をさらったのは、イタリアのナンニ・モレッティの「Habemus Papam」。バチカンの新たな教皇に選ばれた枢機卿の信仰への揺らぎと自己不振を、ユーモアを交えたコメディタッチで描いている。テーマは挑発的ながらもヒューマンな味わいで、それほど論争を巻き起こすこともなく、多くの批評家に受け入れられる結果となりましたた。
ハビエル・バルデムと結婚し、息子を授かったペネロペ・クルスが、整形手術などで若さを保とうとするハリウッドのプレッシャーに負けず、年齢を重ねることを自然なこととして受け入れたいと語っています。
「年齢をごまかすことはしたくないわ。わたしがステキだと思う女優はみんな、年を取ることを受け入れて、抵抗しようとはしていない。ソフィア・ローレンとかオードリー・ヘプバーンとかね。わたしは子どものころからずっと母方と父方の両方の祖母と一緒に時間を過ごしてきたけど、二人とも長生きをして、何歳になっても美しかったわ。人生を愛してやまないのが顔に出ていた。わたしの顔も年を取るごとに変化をしていくだろうけど、それでいいの。年を取るのはいいことよ。死んでいないということだもの。年齢を重ねることに抵抗することなく、うそをつくことなく、優雅に受け入れて、誇りを持ちたいわ」とペネロペは語る。
ハビエルも含め、自分に近しい人は自分が容姿に手を加えることを良くは思わないだろうとも言っている。「わたしを愛してくれている人は、素のわたしを愛してくれている。わたしのいろいろな面を愛してくれていて、それらは40歳になっても60歳になっても80歳になっても変わらなくあり続けるわ」とユー誌に語っています。