2010年11月16日、ロンドンのセントジェームズ宮殿で写真撮影に応じるウィリアム英王子(右)とキャサリン・ミドルトンさん。
来年結婚することを発表した英王室のウィリアム王子(28)が2010年11月16日午後、婚約者のケイト・ミドルトンさん(28)とロンドンのセントジェームズ宮殿で報道陣の取材に応じ「(結婚の発表は)今のタイミングがちょうど良い。私たちはとても幸せだ」と、大学で知り合い長年交際してきたミドルトンさんと結婚できる喜びを語りました。
来年の結婚を発表した英国のウィリアム王子と婚約者のケイト・ミドルトン(キャサリン・ミドルトン)さんは16日ロンドン市内のセントジェームズ宮殿で、2人は腕を組んで報道陣の前に姿を見せました。
王子は、97年にパリで交通事故死した母親の故ダイアナ元妃がかつて身に着けたサファイアとダイヤモンドの婚約指輪をミドルトンさんに婚約指輪として贈ったことを明かし、「母が(結婚発表の)この日を見逃さないようにする私なりのやり方です」「特別な母の形見でしたが、(未来の妻に送ることで)母と彼女をつなぐとても特別なものになりました。」と母親への強い思い、ダイアナ元妃の指輪に込めた思いをにじませました。
一方、一般家庭出身であるミドルトンさんは王室の一員になることについて質問され、「大変だと思います。」と率直に口にした上で、「自分のペースでやれれば」と話しました。
(ウィリアム王子とダイアナ妃。今回ケイトさんに送られた指輪をはめています)
王位継承順位2位のウィリアム王子は、チャールズ皇太子と96年に離婚したダイアナ元妃の間の長男。2001年に知り合ってから9年後の結婚発表について、皇太子は「彼らは十分に備えを重ねてきた」と、エリザベス女王は「非常に喜ばしい」とそれぞれ祝福しました。
来年2011年は「現代のおとぎ話」として脚光を浴びたダイアナ元妃とチャールズ皇太子の「ロイヤル・ウエディング」(81年)から30周年にあたります。