記録に残る歴史上初の性転換者と言われるデンマーク人男性とその妻の実話を映画化する「ダニッシュ・ガール(The Danish Girl)」で、ニコール・キッドマンとグウィネス・パルトロウが夫婦役で共演することになったそうです。
もともとニコール・キッドマンが自身のプロデュース・主演作として進めていた作品で、彼女は、1930年に男性から女性への性転換手術を受けたデンマークの画家アイナール・ウェゲナー(女性名:リリ・エルベ)に扮するそう。
その妻で同じく画家のゲルダ役には当初、シャーリーズ・セロンが決定したと昨年の11月に報道されてりましたが、その後残念ながらシャーリーズ・セロンが降板してパルトロウが代役に指名されたよう。
1920年代のコペンハーゲンを舞台に、妻の絵のモデルの代わりに女装をしたことがきっかけで、自身のなかの女性性に目覚めていくアイナールと、そんな夫を見守る妻の不可思議な関係を描くそう。デビッド・エバーショフの同名の原作(邦訳は講談社刊「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」)をもとに、ルシンダ・コクソンが脚色にあたるようです。
メガホンをとるのは、スウェーデン出身のトマス・アルフレッドソン。ハリウッドでのリメイクも決定したバンパイア映画「レット・ザ・ライト・ワン・イン(英原題)」(08)が高く評価され、本作でアメリカ進出を果たすことになりました。