柳楽優弥くんと佐藤江梨子さんが、映画『すべては海になる』に主演することがわかりました。
監督は本作で初メガホンを取った気鋭の女性小説家・山田あかね監督。本作は、人間関係がうまく築けない27歳の女性・夏樹(佐藤)が、荒廃した家庭の中で真摯(しんし)に生きようとする17歳の少年・光治(柳楽)との出会いによって、自分の存在に目覚めていく感動作品。男女の仲は恋愛だけでないことが実感できる作品に仕上がっているとか。
『包帯クラブ』以来、2年半ぶりの映画主演を果たす柳楽くんは「久しぶりの映画撮影で初日は確かに緊張した。現場にいること自体が大好きなのでそれだけで十分楽しめています」とコメント。また「しばらく仕事を休んでいたので太ってしまい、食事制限で6キロやせたと告白。独自の存在感で観る者を惹きつける演技力は健在で「一見普通のようで個性的な役なので、通り一遍の役作りはいらないと思い、特にはしていません」と独自の演技プランも披露したようです。
本作で原作・脚本・監督を務める山田あかねは、柳楽くんについて「普通にかっこいいだけの10代じゃなくてすごく特殊な人。撮影を進めるにつれてどんどん目が鋭くなって目の輝きが違ってきたのをリアルに見て、役者の顔に変わっていって、すごい速さで進化していく様子に驚きました」と語り、共演者の佐藤も「柳楽くんは普段は大人っぽいんですけど、今回はうんと純真な高校生役を演じていて素敵だなと思いました」と絶賛の声を寄せています。
(柳楽優弥HPより)
『すべては海になる』の撮影は2009年5月1日にクランクアップ。現在は編集作業中で、来年新春の公開を予定しているとか。
2010年新春、新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国ロードショー