ダイアナ元英皇太子妃の交通事故死については、ロンドン警視庁によって、「事故である」との最終報告がまとめられました。
ダイアナ妃が1997年に事故を起こした際に乗っていたメルセデスベンツ『S280』がどうなったかといいますと、事故後、パリ警察署が保管していましたが、ロンドン警視庁が再調査を行ったことから現在は、ロンドンに保管されているのだとか。
このベンツは、事故当時は、パリにあるリッツ・ホテルにハイヤーとして貸し出されていたものらしく、本来の持ち主はハイヤー会社の経営者ジャン・フランコ・ムサ（Jean Francois Musa）氏であるそう。
同氏は、事故直後は、ダイアナ妃とともに事故死したドディ・アルファイド氏の父親に返還するつもりだったそうなのですが、その後、博物館に寄付しようと思い直したそうで、現在は、オークションで売ることを考えているとか。オークションにかけられた場合は、最低でも100万ポンド（2億3000万円）の値がつくとみられているそうです。
同氏は、パリ警察署にベンツの返還を求めており、返還されるかどうかは、2007年早々に決まるそうです。