2006年（第61回）毎日映画コンクールの各賞が2007年1月18日に決まり、1月12日に31回目の誕生日を迎えたばかりの中谷美紀さんが「嫌われ松子の一生」で女優主演賞を獲得なさったそうです。
中谷美紀さんは栄冠を手にし、「身に余る賞をちょうだいして本当にうれしく思っています」と感激を現し、原作である同小説を読み心が動き、「なかなか演じる機会も訪れない“女の一生”もの。中島（哲也）監督が映画化の権利を取得したと聞いて立候補しました」と作品への強いこだわりを明かしました。しかし現場は以前にもお伝えしたとおりかなり過酷なもので、監督ともバトルを繰り広げたとか
しかしこの経験は中谷さんの価値観を大きく変えたそうです。「価値観を全否定されたというか。古いイタリア映画や名匠たちが作ってきた日本映画が理想の形と思っていたのですが、そんな映画に対するイメージが崩れ去った。
玉砕です」と苦笑いし、「厳しさの中の愛情」と表現し「すべてはお客さまに楽しさを届けるため。ご自身も苦しかったと思いますよ。自分を奮い立たせて、孤独に置いて」と厳しいと有名な“中島流”に理解を示したそう。
そして最後に「お仕事いただけるだけで幸せ。情熱が見いだせるもの、魂が存在する作品に出合えれば幸せです。身の丈にあったものを一生懸命やるだけです」とコメントしています。
2007年は直木賞作家・山本一力氏（５８）原作の「あかね空」と、堤幸彦監督（５１）の「自虐（あい）の詩」が公開されるそう。阿部寛さんと共演のこの作品は「自信を持ってお出しできる作品です」だそうです。
写真は香港プレミアでの中谷美紀さん、3泊4日のスケジュールだったそう。
ケリー・チャンさんがお出迎えをしてくれたそうです。
Miki Nakatani : Shiseido pN series (1998)
ケリー・チャンさんとは1998年に資生堂ピエヌのCMで共演していますね。
中谷さんは2006年度に以下の賞を受賞しています
●2006年 第31回報知映画賞
最優秀主演女優賞 「嫌われ松子の一生」「LOFT ロフト」
●2006年 第80回キネマ旬報ベスト・テン
日本映画主演女優賞 「嫌われ松子の一生」「LOFT ロフト」「7月24日通りのクリスマス」
●2006年 第61回毎日映画コンクール
女優主演賞 「嫌われ松子の一生」