THE STEPFORD WIVESは2回目のリメイクとなるのですが、
オーストリアの人間国宝、生けるバービー人形(笑)
ニコール・キッドマン主演です。
ニコールは今月25日に結婚するのでは?といわれていますが...どうなるのでしょう?
基本的にSFコメディなのですが、“理想が現実になった街”として描かれるステップフォードのライフスタイルや価値観というのは、まさしく共和党支持者たちの共有するアメリカ像として伝えられるものらしく、劇中にも皮肉がちらほら混ぜられています。
ステップフォードの妻達には秘密がある...
- Ira Levin
- The Stepford Wives
The Wives of Stepford have a SEACRET.....
【簡単なストーリーは...】
敏腕プロデューサーであり、夫の何倍もの年収を稼ぐ有能で卓抜した女性であるジョアンナ(ニコール・キッドマン)はテレビ局を退職し夫・ウォルターと子供達と上流階級の人々が住むコネティカット州郊外の街であるステップフォードに越してきます。この緑が多く美しいこの町は手入れの行き届いた豪邸と、そして華やかな若い完璧なメイクに衣装の夫人達が目に入ります。
ジョアンナ夫妻を迎え入れたのはマイク(クリストファー・ウォーケン)とその妻クレア(グレン・クローズ)のウェリントン夫妻。 (ウォーケン氏はジョニー・ディップ&クリスティーナ・リッチー主演のスリーピー・ホロウのイメージが強すぎるせいか、わたしにはどんなに笑顔を見せても抑えているようにしか見えないです。また壊れた人形のようなクローズさんの組み合わせがまたすごいと感心いたしました。)
夫、ウォルターはこの街にすぐにとけ込みますが、同じく越してきたばっかりのボビーやゲイの建築家ロジャー(ロジャー・バート)とステップフォードについて調べていくうちに夫に従順で家事と美容に熱心なセクシー美女なサイボークのような『妻達』とこの街には何かあると思い始める。
【では詳しくファッションを...】
ステップフォードの妻たちの衣装では、花や春の季節をイメージさせる色彩がセレクトされています。
食料品を買いに行く時もヒール&巻き髪&ワンピースが基本
変身
冒頭のコンベンション会場で堂々とスピーチするニコール・キッドマンは、肩のラインがなだらかなトップや、腰のあたりから切り替えでフレアーになるトランペット・スカートなど細部まで凝ったデザインのアイテムを着こなしています。
彼女は堂々とし自信に満ちており、常にシンプルでダークな服とボブのブルネット、化粧なしの姿という姿なのですが仕事命のキャリアウーマンから、ステップフォードで夫に尽くす金髪,花柄ドレスのカラフルでロマンティックな衣装の主婦へ転身する姿への変身は見物です...だけどバービーニコールのシーンが少なすぎます!!!
劇中ステップフォードの街で暮らし始めたジョアンナは、周囲の妻たちのファッションに感化されていきます。グレン・クローズが演じる、ステップフォードの妻たちのリーダー格、クレアが主催するお茶会では、フリルのブラウスにシフォンのスカート、そしてパールのネックレスを飾り、気品ある奥様スタイルを演出。ブルネットですが素敵。
ステップフォードの謎を解くうち、自らも『完璧な妻』となったジョアンナは、ブロンドヘアに変身し、男性たちを虜にするキュートな衣装に着替えます。周囲の妻たちの定番スタイルは、フラワーモチーフやフリルをたっぷりあしらったワンピース。胸元をきれいに見せるホールターネックにウエストを細く絞り、より一層女性らしさを表現しています。
最後のダンスパーティーでのニコール・キッドマンが登場するクライマックスシーンの衣装は本当にゴージャス! ゴッサマー生地を使用したアイボリーカラーのドレスを着こなすニコールの姿は、まるでビスクドールのようです。彼女の現実離れした美を演出しています。