フランスの極右政党の話になりました。極右が大衆の支持を得るためにソフト路線に舵を切ったと言うニュースを聞き、一体どれだけの国民がそれに騙されるのかという話題になったのです。

 

だって、結局は極右じゃん。今は政権を取りたくてあれこれ言ってるけど、政権を取った瞬間に本性を表すぜ?あんなのただの嘘じゃん?

 

そういうと、「でも、現大統領だって公約を果たしてないんだから嘘つきじゃん。」と言う意見が。

 

そりゃあ、民主主義国家だからさ。大統領の独断でなんでも公約果たすことができたら、それって民主主義でなくて独裁政権でしょ。

 

そもそも公約を果たしていない理由が何か、という視点が全くないこの発言をいい歳した大人が真顔で言っていることにうんざります。

 

もちろん大統領にやる気がない可能性だってあるけれど、民主主義である以上は公約を実行するにあたって議会の承認が必要で、その議会は国民の代表なので国民の承認が必要という大前提があり、それに至らないのには党の利害や支持団体の都合があるわけです。

 

仮に与野党ともに満場一致で賛成するとしたら、よっぽど双方に都合がいい案件か国民が熱烈に望んでいて野党が拒否できないとか。

 

そういうことをすっ飛ばして「嘘つき」の一言で片付けてしまう、その短絡的思考。

 

やっぱ、世の中の仕組みを全く勉強しないで高校まで卒業できてしまうアメリカだよなあ。

 

高校まで義務教育だと、こういう思考回路の人がどんどん量産されるんだなあ。

 

やっぱ、中学は私立受験かなあ。