アメリカに来てからよく思うのが、痛みを表す語彙の少なさです。
先日、何もないのに皮膚がスースーするという謎の痛みが数日間続き、あまりにも不快なので主治医に電話で相談したところ普段は絶対に診てくれないのにあっさりと当日の予約をとってくれました。
どんな理由があっても絶対に当日の診察なんてありえないあの医者があっさりと予約を受けたということは、やっぱり私が思っていた通り結構深刻な病気の前兆である可能性は否定できないのかもしれない。
いかんせん、この「スースーする」が全く通じない。
英語力の問題ではないと思う。
だって、「顔の半分にアイスパックを乗せてる感じ」って説明したから。
医者は「ああ、Burning painね。」というのですが、正直、それじゃないと思う。Burningっていうよりも「Freezing」とか「cooling」とか。あえて言うなら「sensetion」であって「pain」かどうかちょっと怪しいわけよ。
わかる、この微妙な違い?
とおそらく10回くらい説明したのですが「だから、それは Burining painって英語で言うんです。」とナースにまで言われました。
以前にも食いしばりが原因で内耳のあたりが痛くなった時に、「何かに引っ張られるように痛い」というのを手を品を変え説明したのですが最後まで「thlobbing pain」だと言われ続けました。
いや、まったくズキズキしてないし。
って、多分20回くらい言ったと思う。ナースの問診と医者の問診で、それぞれ10回ずつくらい。
あんなに痛みに弱い民族なのに、どうして痛みを表す概念に乏しいのだろうか。