うちの町の飲食店でコーラを頼むと、9割の確率でペプシが出てきます。私が知っている限りでは、マクドナルドとバーガーキング以外はほぼ間違いなくペプシで、フリーレフィルの店でコーラが出てきた記憶はありません。

 

たまにコーラがあるのはおしゃれなカフェで、ファッションとしてガラス瓶のやつを提供してるのでバカ高いやつです。

 

コーラはライセンス料が高いから取り扱わないのだと聞いたことがありますが、私のようにペプシが苦手な人は結構いるし大概のソーダはコカコーラがライセンスを持っているので商売として避けて通れないんじゃないかと思っていました。

 

退役軍人かつ退役警察官のおじいさんが、うちの町にコーラがない理由として意外なことを教えてくれました。

 

コーラは厳密にはコークと発音するけれど、それはスラングでドラッグの意味があり、州によっては完全にその意味で使われているため、子供達が大人に隠れてドラッグを購入しないようにコーラを売らないのだ。

 

いや、マジで?

 

と思ったけれど、一理あるかもしれない。

 

おじいさんによると、今でもウォルマートのあたりでは物陰でドラッグを買っている高校生がいるそうで「お前、いまドラッグ買っただろ。」と問い詰めると「いえ、コーク(コカコーラ)を買っただけです。」という返事がマジで返って来るらしい。

 

ドラマか?

 

と思うけれど、ウォルマートの物陰に明らかにジャンキーっぽい人がうろついていることはよくあって、それが下っ端の売人だと言われたら納得。確かにあの人たち、あきらかにドラッグやってますっていう匂いがする。

 

「うちの町は意識高い系だから」とおじいさんはいうけれど、確かにそうかもしれないが、そこまで町が一丸となっているようにも思えない。