うちの学区には「レガシー」という名のプロジェクトがある、と4年生になって知りました。

 

このクソダサい名前のプロジェクトの内容は、「レガシー作り」らしい。

 

具体的に何がレガシーかというと、公立校には全くもって似つかわしくない豪華な学校設備を次々と導入し外国人をやたらめったらに採用することらしい。

 

去年、うちのスクールに英語が話せないアジア人が突然大量に採用されたことがあり、共和党系の団体から推薦書をもらったらしいとのことでなるほどと思ったのですが、そもそもそれは「人種差別をしないというレガシー」の一環だったそう。
 
人種差別をしないというレガシーってなに?
 
このレガシーによって英語が話せない人たちが定員6人の給食室に4人も配置され、ランチタイムはカオスでした。しかも彼らはたった1〜2ヶ月の調理補助の経歴を武器に、いつの間にか別の学区へ教員補助として転職。
 
結果的に「だからアジア人はイヤ」と言わせてしまっただけの、そんな「人種差別をしないというレガシー」。
 
我が家はいま私が働くかどうかで結構揉めており、夫は残念ながら職業差別意識が相当強い上に子供の養育義務を負っているという意識が欠落しているので、諸々の問題を踏まえたお互いの妥協点は私が学区のパートタイムで働くことです。
 
本来ならレガシー作りのおかげで私でも仕事を得られるはずだったのですが、去年のアジア人たちのせいで今年は全く採用される見込みがありません。仮に採用されても「またレガシーか?」と不当に扱われるのが明らかなので、私は全く気が進みません。