3月と言うと、リストラの季節です。

 

夫は「アメリカの慣習だ」と言いますが、米系企業で働いていた私は「3月だからリストラ」などと言う話を一度も聞いたことがなく、おそらく夫の業界の慣習なのだと思います。

 

先日、やはり理系の米王手企業で長く働いたと言う人から「資金集めのために、常に技術の刷新を図ってますとか新陳代謝に勤めてますとかいう感じで、一定数を毎年リストラするんだよ。」と教えてもらったのですが 、それって何アピール?

 

今年の3月もやはりリストラの季節で、夫が一緒にプロジェクトに参加している某企業のメンバーが全員解雇されました。

 

全員解雇、ということは、事業撤退か?

 

ということで朝から大騒ぎになったのですが、たまたまリストラになった人が全員同じチームの人だったということらしい。

 

でもそれって、残ってプロジェクトに参加している人たちにとっては、プロジェクトの進退に関わるほどの問題。管理職は、事前に知っていたのだろうか。

 

もちろん知らされていなかったからこそ朝から大騒ぎになったわけですが、それってつまり、企業間の「信頼」の問題です。

 

企業としては次なる人員を送り込むつもりかもしれないけれど、まるで奇襲ような今回の対応。現場からすれば「あそこの会社は信用できない」となり得ます。

 

実際、新しい人材を送り込んでくれたとしても前任者は守秘義務の関係で既存のメンバーと引き継ぎできないので、残されたメンバーは土曜も日曜もなく対応に追われることになります。

 

夫いわく、スタートアップ企業や若手社員で構成された企業が、こういうことを当たり前にやるらしい。金勘定に長けているし新しい技術を身につけているが、社会の常識や仁義が欠落していることが多いのだとか。

 

今回はまさにその若手社員で構成された企業のやらかしたことで、現場は「だからこういう会社は嫌なんだ」と不満タラタラらしい。

 

ちなみに私は、ずいぶん前から彼らの態度が人として失礼だと主張してたんだけどね。