「あらかじめのお約束」

 

と言う言葉をどこかで目にしました。いまちょっと探し出せないのですが、備えあれば憂いなしといった意味合いでしょうか。

 

隔離期間のゴールが目に見えてきただけでなく、不測の事態が結構あれこれ起きているので、今後必要となる書類の作成や情報を集めてあらゆる事態に迅速に対応できるよう準備を進めています。

 

うちの学区は隔離期間が終了しても、それを証明するためのPCR検査や主治医の証明書、保健所への誓約書などいくつかの書類が必要です。しかもそれを1箇所ではなく複数に提出する必要があり、ビミョ〜〜〜〜〜に形式が違います。

 

慣れない英語で書けと言われて、まあ、だいたい書けるのですが、受け付けた人のその時の気分で却下されるのが当たり前なので、可能な限り前倒しで準備し、抜かりなく、そして相手側から「これでいい」という証言を事前に取り付けてその証拠を残しておくことが、この国で物事をスムーズに運ぶために最低限必要なステップ。

 

証拠があるのにシラを切るのが当然であるこの国。「この国は中国か?」って中国人の友達が言っていたのは大ウケ。

 

 

つくづく。
 
この国の人たちは「予め用意する」とか「備えておく」という概念が頭の片隅どころか世界のどこにも存在していないのか、と言いたくなります。

 

今回の隔離では、隔離期間がいつから始まったとか、どこで濃厚接触者になったとか、そう言う情報が個人の人権保護の観点から一切提供されません。ところが、隔離終了の際に提出する書類には、それを記載する義務があります。

 

どうしろと?

 

仕方がないので各機関に問い合わせすると、120%間違いなく「なぜそんなことを知りたいのか?」と聞かれます。「隔離終了時に提出する書類に記載するためです。」と答えると、今度は「隔離終了予定日はいつか?」と聞かれます。大体の日付を答えると

 

「まだ書類を記載するには早すぎる。隔離期間が終了する日に記載しろ。」

 

お前の知ったことか!

 

と言いたい気持ちをグッとこらえ「あらかじめ記載できるところは記載しておいた方が、慌てなくて済むと思うので。。」と説明するも

 

「そんなに焦って、不正を働く気か?」

 

と言われる始末。この国では、そんなに普通に不正がはびこっているのだろうか。まあ十中八九、私がアジア人だからこう言うことを言っているのだと思いますが、でも、備えると言う概念が欠落しているのは間違い無いと思います。