キャンディはアルバートさんと結婚したの?という本! | キャンディキャンディ My secret garden

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キャンディキャンディが今も大好き
 NYのテリィのアパートのおばちゃんになりたい私です

         



見つけちゃった💕
こんな直球なタイトルのついた本‼️

しみじみ、キャンディキャンディって、すごい漫画だわ。
こんなタイトルの本が出版されるなんて。

例えれば‼️

シンデレラは、子供を何人産んだの⁉️とか、

北斗の拳のケンシロウは、老人になってからも戦っていたの⁉️

って感じの本?

知りたいけど、冷たい言い方をすれば、フィクションの世界。

そんなのみんなそれぞれが想像して楽しめばいいじゃない、ってことなのだけど、それがそうでないのが、「昭和の源氏物語、キャンディキャンディ」

全国500万人(笑)のキャンディキャンディファンは、あまりにリアルにキャンディキャンディの世界を感じすぎて、架空の世界であることを忘れちゃう。

アメリカのどこかにキャンディもアルバートさんも住んでいて、テリィも舞台俳優をやっている、ような錯覚に陥る。違う?

私は完全にそんな感じ。

だから小説「キャンディキャンディファイナル」を読んで、テリィのために3日3晩、凹んで眠れなかった💧
自分でも「変」だと思うし。

でも、よ。

こんな本が出版される、ってことは、そんな「変」な人(ファン)がい~っぱいいる、ってことじゃない⁉️

そうよね‼️

と、言ってもこの本が出版されたのは、1993年発行だからだいぶ前だけど。

キャンディキャンディが終わったのが、1979年。

この本は、それから14年後に出版されたことになる。

この本には、私たちファンが(きっと、絶対)共通に「そう思うだろう疑問」について書いてある。

それが。


キャンディばかりが、なぜもてる?
なんて、きっとみんなも思っているはず。

アニーは性格が悪いのか?も、そうだし、アルバートさんがムツゴロウさんを彷彿させるのも確かに‼️って思う。

どれもこれも知りたい‼️

で、肝心の内容は。


う~ん。

私みたいに「クスッと笑える~😆」って思える人と「何これ⁉️」って、思う人とにわかれるかも、な内容。

しかも、原作者に尋ねたわけではなくて(当たり前?)、この本を書いた方が勝手に?「検証」なさっている。

例えば。

テリィはアンソニーの死後、ナイスタイミングで現れたキャンディのふたりめの男。

テリィは、アンソニーと違ってけっこう激しい性格。
しかも手が早いし、どうみても女なれしている

なんて書いてある‼️
まあ、そうなんだけど、なんて歯に衣着せぬ言い方(笑)

少女漫画の登場人物への評価とは思えない😅


これを書いているのって、どなた⁉️と知りたくなる。

だけど、作者の名前はなくて、「少女漫画愛の会」とあとがきにあるだけ。


肝心の検証は。


たとえば。

アンソニーはバラおたくなの?
という疑問には。

アンソニーの趣味は、バラの品種改良。
アンソニーは、推定13歳~14歳。

仮に13歳の男の子がバラの品種改良が趣味というのは、磯野波平の盆栽いじり並のオヤジくささ。
立派なバラおたく、という結論。
😠💨(笑)

キャンディばかりがなぜモテるの?
という疑問には。

キャンディに夢中になっている男の子たちは、みんな上流階級の、いわばボンボンタイプばかりで、彼らのまわりには、決して孤児院出身のキャンディのような女の子がいなかったから。

これはあるかも。


そして‼️
1番気になる「キャンディはアルバートさんと結婚したの?」という疑問には。

アルバートさんとキャンディは相思相愛っぽいけど、まず、エルロイ大おばさまの猛反対を受ける。


エルロイ大おばさまの代わりにアードレー家の総長として、一族を切り盛りしていかなくてはならない身。


世の中の女子から狙われる。


早く世継ぎを‼️とか言われる。


キャンディの入るスキがまったくなくなる。


アルバートさんのキャンディに対する台詞。

「キャンディの悩みや悲しみをふたつにわってぼくにくれないか」ってプロポーズっぽいことを言っていた。

だけど、アルバートさんには自分の道があるし、キャンディとは、違う道。

いくらおたがいの愛が、気持ちのうえでつながっていても、立場が許さない。

だから‼️

キャンディは、アルバートさんの「愛人」になったと考えるのが自然だと思う、というのが、作者の考察。

キャー😱

こんな考察あり⁉️

おまけに。

ふたりは、おしのびでつきあうことになる。
ポニーの家で密会とかしたり。

もしかして、アルバートさんは気をきかせてキャンディのためにセカンド・ハウスを建てたりするかも。

でも、キャンディは、けっこう短気なので、「私も籍に入れて❗」とか「責任とって❗」なんて泣きながらアルバートさんを非難するかも。

すると。

アルバートさんは言うの。

「君は泣いてる顔より、わらった顔の方がかわいいよ」って。


なに、これ~💧

完全に「オチ」じゃん‼️(笑)

真面目にアルバートさんとキャンディがどうなったか⁉️を知りたくて読んだのに(笑)



そして。

他にも「キャンディキャンディ」のことを書いてある本を読みました‼️






この中に。

「いがらしゆみこは語る」というコーナーがあって、当時のいがらしゆみこ先生のインタビューが載っていました。

それによると。

・オルコットの「ローズの季節」が大好きで、主人公をいとこの男の子たちがバクパイプを奏でながら迎えるという場面が印象的で、イメージが膨らんできた。
アンソニー、アーチー、ステアたちじゃん💕


・アンソニーが死ぬ、というのは連載開始前から決めていた。
というのは、漫画の中の男にはおじさんになってほしくない、というお想いがあるから。
少年のままに精一杯生きて、主人公に美しい思い出を残して果てていってほしい、と思っていた。

最終回は、第一次世界大戦中に終わらせざるを得なかった。
というのは。
なかよしの付録に「キャンディ占いブック」というものがついていて、その中で、キャンディの生まれが、1898年だと設定してあったので、対戦終結時にはキャンディは16歳になる。
なかよしの読者層を考えると16歳は高過ぎるから、それ以前に完結させたいと思ったから。

えー⁉️そんな都合で、終わらせたの⁉️
あんなにあっけなく、ぷつんって感じで最終回になったのは、そんな理由?

王家の紋章とかガラスの仮面みたいにずぅっと続いている漫画だってあるのに。

ずうっと続けて、とは言わないけど、あと10巻くらい続いて、キャンディの愛の終着点を描いてほしかったなぁ。


でも。
久々に。
懐かしいキャンディキャンディの世界に浸れる?本にめぐりあって、ちょっと嬉しい時間でした💕