「変化のない平坦な道」が長く続くことは「会社依存体質」からの脱却の妨げに 

定年後・自走人生のススメ

11/16(土) 16:56配信

夕刊フジ

「変化のない平坦な道」が長く続くことは「会社依存体質」からの脱却の妨げに 定年後・自走人生のススメ

 【定年後・自走人生のススメ】

 定年後研究所では、40~64歳の現役会社員を対象に「70歳定年に関する調査」を実施した。

その結果、約7割もの中高年社員が、「65歳以降の理想の働き方は、現在と同じ会社で働くこと」と考えていることがわかった。新しいことにチャレンジする“リスク”よりも、安定した収入が得られる「今の生活を変えたくない」からというのが理由だ。多くの人が「安定志向派」であり、「チャレンジ派」は少数である。

 では、その理想の「実現可能性」はどうだろうか。65歳以降の理想の働き方が「実現する可能性あり」と答えた人が、全体の50・4%で、「可能性なし」との回答は16・1%となった=図参照。

 65歳以降も「現在と同じ会社で働く」ことを理想とする“安定志向派”の人たちもほぼ同様の傾向で、「実現可能性あり」が51・4%、「可能性なし」が16・4%であった。

 「多くを求めなければ、今の会社で働き続けられるのでは?」という意識でいる中高年社員が、約半数ということになる。逆に、「今の会社で…と希望しているが、そううまく行かないのでは?」と懐疑的に考える人は、6分の1しかいない。

 これらの結果をみると、現在の中高年会社員が考える「65歳以降の働き方」は、変化のない平坦(へいたん)な道の選択であり、その実現の可能性について、とても楽観的に考えているような気がしてならない。これでは、会社という「頼るもの」の存在から脱却できないままに、その時(=定年)を迎えることになってしまうのではなかろうか。

 定年後研究所で提唱している定年後の「自走人生」を考えた時、将来に「自立して、自走する」ための訓練や準備が、現役のうちからできるのだろうか。

 これらの懸念が、杞憂(きゆう)であったり、取り越し苦労であればいいが、「変化のない平坦な道」が長く続くことは、往々にして「会社依存体質からの脱却」の妨げになってしまいがちであることに注意が必要だ。

 今回の調査では、40代男性の意識が少々残念な結果であった。「65歳以降の理想の働き方」を「現在と同じ会社」とする割合は、40代男性が一番高く、50代男性を7ポイント近く上回っている。そして、その「実現可能性あり」という回答も、40代男性は58・5%と50代男性(56・3%)よりも高い。40代にとっての「65歳以降」は、ずいぶん先の話であるにもかかわらず、今から「現状を維持し、安定を志向する」という意識でいいのだろうか?

 ■得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。(株)星和ビジネスリンク取締役専務執行役員。1957年生まれ。日本生命保険で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。

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非常に的を得た記事である。

2019年の年末、世界は明らかに変化点に来ている。飽和状態から沸点に達すると一気に変化が加速するような時期だ。

それにも関わらず周りの人間は、現状打破とかチャレンジを嫌う。昨日と同じ今日、そしてずっと同じ事を望む。

毎日同じような日が経過し、毎月同じような給料が振り込まれ同じように出費が続く事を望む。

でも、現実にはそうはいかない。そもそも人間は日々老化しており今日より明日の方が死に近いからだ。

歳をとって自分の人生を回想しながら死を迎える人もいれば、急にその時が来てしまう人それぞれだ。

だからこそ、本来であれば人はその瞬間を自分に納得できるように精いっぱい悔いなく生きるべきだろう。

我慢を重ね現状維持だけでは、まさに「座して死を待つのみ」であろう。または定年を迎えてから後悔するだけだ。

少なくとも60歳定年なり65歳まで定年再雇用であれ、要は属する会社・企業なり組織と個人の契約である。

会社行事とか上司指示は、ネオナチよろしく延々と「ハイル、ヒットラー」だけやってるのは、この変化点で生き残れるのか?

大企業に属する場合は、言わば「地引網、はえ縄漁」的なイメージでそれぞれの食い扶持を確保する。

個人事業なら「一本釣り」的なイメージだろう。大事な事は、如何に食い扶持を必要な時に必要なだけ確保できるかだ。

如何に大企業でも、獲物のいない猟場に大規模な網を投じ続ければ疲弊し組織としての体を短期間で失うだろう。

自分でも獲物の居る場所を察知し、自力で食い扶持を得られれば何もルールだらけ忖度だらけの組織にいなくても良いのだ。

大事なのは、大物の魚を与えてもらう事ではなく、自分自身で魚を釣り上げれるスキルに尽きる。

そして、そのスキルは個人に保有され他に移転されたり奪われたりしない真の財産になるだろう。

しかし、往々にしてそのスキルを身に着けるのは時間がかかる。簡単に得られるものは、簡単に失う。

自分なりに自分の生き様、人生を熟慮し長年かかってもスキルを磨く、組織に依存しない生き方を創造するのも自分次第だ。