これがオーディションに合格するプロフィールです! | オーディション合格!現役歌手も通うプロを目指す方のためのボイストレーニング

オーディション合格!現役歌手も通うプロを目指す方のためのボイストレーニング

「安定した歌唱力・表現力を身につけたい!自分らしい個性ある歌声でデビューを勝ち取りたい!」
数多くの新人歌手をオーディション合格に導き、超有名アーティストを世に送り出したボイストレーナーが、3000人以上の指導経験からプロの技を習得する方法をお教えします。

●これがオーディションに合格するプロフィールです!


お久しぶりです!

ボイストレーナーの不破です。


ご存じのとおり、オーディションを受ける時には、プロフィールを書きますよね?

名前、生年月日、趣味、特技、影響を受けたミュージシャンなど。

オーディションの形態にもよりますが、様々なことを書き込んでいくはずです。

なかでも【自己PR文】は、自分自身をアピールするうえで、重要な役割を果たします!


『でも、実際どんなことを書けば良いのだろう?』

アナタは、そんなことを思ったことはありませんか?


今日は、実際に『オーディション合格』したプロフィールを元に、自己PR文を書く時のポイントをお伝えします!


では、早速ですが問題です!



Q:次の2つある自己PR文のうち、どちらがオーディションの書類審査を通過したものでしょうか?



【自己PR文:1】

家族の影響でBLACK MUSICを聞き育ち、チャペルでゴスペルを歌う音楽活動もしてきました。

言葉や国籍、性別関係なく聞く人に勇気を与えられる、祈りのこもった歌を届けられる人になりたいと思っています。

歌を好きな気持ちと、プロとしてやっていきたい強い思いは、誰にも負けません。

また、現在はギターを練習中で、作詞もしているので、その歌詞でオリジナル曲を作りたいと思っています。

よろしくお願いします。




【自己PR文:2】

父の影響で、物心ついた時には洋楽(特にBLACK MUSIC)が身近な存在でした。

幼少からチャペルでのゴスペル歌唱に参加。

活動を通して、“言葉や国籍・性別関係なく、聴き手の感情を揺さぶる、祈り溢れる歌声を届けられる人になりたい”と一念発起。

プロの歌手になることを決意しました。

現在は、ギターの弾き語りも少しずつ始めたので、YouTubeにアップしたり、書きためた歌詞に曲をつけるべく、作曲も勉強中。

チャレンジの毎日です。




↑【自己PR文:1】と【自己PR文:2】・・・どちらが書類審査を通過したものか、分かりましたか?



正解は・・・



【自己PR文:2】



です!



では、なぜ【自己PR文:2】は書類審査を通過して、【自己PR文:1】はダメなのでしょう?


【自己PR文:1】には、ダメ出しポイントが、大きく分けて3つあります。




◎ダメ出しポイント【その1】

『誰にも負けない』は、必要ナシ!



歌が好きな気持ちだったり、プロになりたい強い思いだったり・・・。

それは、オーディションを受ける他の人たちも、同じ思いです!

“歌を好きな気持ちと、プロとしてやっていきたい強い思いは、誰にも負けません。”

という一文は、わざわざ書く必要のない、全くもって余計な文章です。

その強い思いは、デモ音源だったり、オーデョション会場で歌う『歌』という結果に込めて下さいね!



◎ダメ出しポイント【その2】

『思っています』だけじゃダメ!



【自己PR文:1】では、

“祈りのこもった歌を届けられる人になりたいと思っています。”

“オリジナル曲を作りたいと思っています。”

など、パッと見て、前向きだなと感じる言葉が書かれています。

しかし、『思って終わり』になってしまっているのも事実です。


いっぽう【自己PR文:2】では、

“書きためた歌詞に曲をつけるべく、作曲も勉強中。”

というように、作曲をやろうと思っているだけではなく・・・。

“作曲を勉強中”という、『思いをちゃんと行動に移している』ことが分かります。

こちらのほうが、ちゃんと自分をアピールできていますよね。



◎ダメ出しポイント【その3】

【自己PR文:1】は、5W1Hが良く分からない!



Who『誰が?』

When『いつ?』

Where『どこで?』

Why『なぜ?』

What『何が(の)?』

How『どんな?』


この、5つの『W』と1つの『H』は、以前のブログ記事でも、紹介したことがあります。

その時は、練習のコツとして紹介していたのですが、実は!

文章を書くうえでも、とても大切なことだったりするのです。


例えば、【自己PR文:1】と【自己PR文:2】を比較してみると・・・。

【自己PR文:2】のほうが、『なぜ(Why)、プロの歌手になりたいのか?』ということが、伝わりますよね。

そして。

【自己PR文:2】のほうが、『歌詞に曲をつける為、どんな(How)ことをしているのか?』を知ることができますよね。


【5W1H】を上手に使えば、『相手に伝わる文章』へと直結しますので、そのあたりも是非!心がけてみて下さい。



レッスンでは、もちろんながら、オーディションに合格するなど、『プロになる為の』スキルをトレーニングしていきますが・・・。

こうしたプロフィールの添削などを通して、受講者のチャンスが少しでも広がればと、レッスンの時間以外でも、相談を受けています。



実際、今回ご紹介したプロフィールでオーディションに臨んだレッスン受講者は、書類審査を通過。

最終審査も合格して、CDデビューを勝ち取りました。


プロフィールは、『アナタのことを知らない人』に対して、アピールしていく大切な資料です。


もし、アナタが審査員の立場だったとして、一体どんなプロフィールをもらうと、『この人のことをもっと知りたい』と感じますか?

これから、オーディションを受ける機会があるのなら、是非とも参考にしてみて下さいね!


では、本日はここまでです。

このブログが、少しでもアナタの役に立つなら幸いです!