音は良くなったが、、、、  | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

音は良くなったが、、、、 

いろいろやって音が予想以上に良くなったので、先の週末も楽しくその辺のCDをランダムに聞いておりました。

 

聞いていたのはこれ、、

交響曲第5番 インバル&フランクフルト放送交響楽団 : マーラー(1860-1911) | HMV&BOOKS online - COCO-70403

リリース当時、絶賛されたインバルのマーラーのCD。

 

あたしも、結構このシリーズを持っている。4,5、6、7番のCDかな。 で、週末、手元にあったのが、5番の盤。これって、もう20年ぐらい持っていて、オディオのシステムが変わるごとに、この盤をかけてたのだけど、いっつも評判みたくいい音でも演奏でもないな~なんて思っておりました。 

 

が、今回、あらためて、今のシステムで聞いてみたら(Sibeliusスピーカー、アキュE-800、CDP DP-410)が、うわあ、これってこんなによかったのかって、ちょっとびっくり(笑)。

 

これって、DENONの録音チームが、ほとんどワンポイントマイクで録音したもの。

今回聞いて、空気感というかホールトーンというか、、オケの音がホールの中に広がっていく感じが、すごくうまくとれていて、なるほど、、すばらしい。

で、あたしが今回特に繰り返しきいたのは、3楽章、、、

 

マーラーの5番と言えば、4楽章のアダージェットが超有名であるのだけど、今回あたしは、3楽章がいたく気にいってしまった。ほんとに心に染み入るようなメロディを、こころこめてオケのみなさんが奏している、、、しみじみいいなあと感じ入ってしまった、、

でも、何回も聞いてるいるうちに、もちょっと音を良くしたいとむらむらという気持ちが沸き上がってくるのがオディオ馬鹿一代ではないでしょうか?(笑)。

 

何かができるかと考えた、、そ~言えば、レゾナンスチップを天井とか壁の各所に貼ってルームチューンしておりました。で、早速、スピーカー近くの壁に貼っていたレゾナンスチップの位置を前後・高低と変えてみました。

 

驚くほどの効果があるんですね。これが、、、 

チップを1センチ単位で動かすと、音の響とかほぐれが具合が全く違ってくるのでした。

 

ほう、これは!とか思いながら、上のマーラー盤の3楽章を流しながら、チップを動かしながら、この楽章全体がもっとも美しく(もちろん個人的な趣味でね)きこえるところに位置調整いたします。やりだすときりがないので、まあまあ、このへんでいいかなというところを「今日のスウィート・スポット」として妥協します(笑)。

 

音調決めの際、スピーカー位置を動かすのは基本だけども、その後、もっと微細な音調整をするにはチップの使用は非常に有効だなあとあらためて思いました。 

 

ということで、マイスウィートサウンドで、この盤を聞ききました。

全楽章を通してきいたのだけど、なるほど、この盤があれほど絶賛された理由が分かりました。これはねえ、、やっぱりすごく良い演奏だわ、、もう細部にわたり目がしっかり届いて、すんばらしい響、、丁寧な演奏、、オケがうまいわ、、、その上、録音も秀逸、、、

これは変ないい方だけど、ある程度クラシック音楽を聞いてきた人だと、この盤の良さがさらに良く分かると思うな、、、あたしは、盤を買ってから30年ぐらいたってやっとわかった(大爆笑)。

 

あらためて、インバルのマーラーを聞いてみよっと、、たしか、全集が結構安くなってたんぢゃないでしょうか、、

 

しかし、いいことばかりぢゃありゃしない。

翌日、それでは、もう一個のCDP(CECトランポート MYTEK DAC ワードクロック)で聞いてみましょ~、どんな音かなあとわくわくしながら、上の盤をかけてみました。どうか、、

 

うわ~ひどい音なんです。弦がきんきん、、、フォルテシモは濁るし、、昨日のあの美音はなんだったのお~ お~マイゴッドなのありました。 

 

多分、DPー410で再生した状態で、チップで音調を調整したのだけど、CECラインで出てくる音は、DP-410とは、相当に違う訳で、そうすると、CECラインの出音でチップ調整をしなくちゃいけないってこと? 

 

まあ、そうなんでしょうね。いや、まて、そうするとアナログ再生では、また調整しなくちゃいけないんかい?! そんなの全然たのしくないぢゃないですか、、いやあ、そんなのやりすぎでしょう。

 

すると、、やはり再生系はひとつにしなした方がいいということ、、でもさあ、ステサンとかのオディオ先生たちのお部屋を見てると、複数の再生系があるぢゃないですか、あれはどういうふうにまとめてるんだろう、、

 

う~んやなやむううう、、、 

 

やっぱり、答えは断捨離というかシンプル化だろうか、、、たしかに機材が多すぎるのよねうち、、(笑)。Sibeliusスピーカー中心に後は、アンプ、CDP1台(絞り込んで)、アナログ1台、、ぐらいのシステムにして、オプティマルな音調整を施して、、んでもって後は、音楽を聞くっていうのがいいのかなあ、、、

 

でも、それってオディオ馬鹿一代的には、おもしろくないけれど(笑)。

 

まあ、ゆっくりかんがえましょう。

 

それよりなにより、マーラーの音楽ってこんなによかったのかあって思った週末でありました。インバルのマーラーって、もう40年近く前の録音だけれども、実にすばらしいですよ、、