西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

もしも、、、

最近、良く昔のことを考える。それも、あたしが高校生ぐらいのときのことだから、そうさね、1978年とかだから、もう50年近く前のことだけど。

 

なにしろ、あの頃は、エアチェックがあたしらヤング(笑)のメインオーディオでしたよね。

あたしも、やりました。安いカセットテープをたくさん買ってきて、新聞のFM欄にのっていた面白そうなプログラムを録音しまくったぢゃないですかあ(笑)。あれはおもしろかったなあ、、ほんとに。

 

その当時、当地でFM放送と言えば、もちろんNHK1局しかなくて(FM熊本ができたのは、80年代初めだったか)、、でもって、そのころのNHK FMっていうのは、クラシックプログラムが大勢を占めていて、ジャズとかロック(軽音楽って言ってたもんね)はほんのわずかだった。比率で言うと、クラ8・軽音楽2ぐらいの当時のあたしは感じていましたもんね。

 

なにしろ、朝6時からはバロック、9時からクラシックレコードで組んだプログラム、昼は、クラシックリサイタル、午後は、まだクラシック、夕方にちょっと軽音楽(歌謡曲も含む)があって、夕飯住んで、午後7時半ごろからは、おお!FMコンサートライブでしたね。各国のメジャー、マイナーオケの録音が毎晩放送されていたから驚きます。今考えれば、クラシックファンの方には、たまらない編成だったのではないでしょうか、、

 

でも、あたしは、そのころロック小僧だったので、ロックがあんまりかからなかったNHK FMはそんなに好きぢゃなかったな。 

 

でも、FMをカセットデッキでテープに録音する行為=エアチェックと言われてましたが=は大変に、このわくわくするものでした。 

 

でもねえ、あたしの実家は、ちょっとした山の谷間みたいなところにあって、四方を山に囲まれていて、大変にFM電波が受かりにくかったのでした。ともかく信号が弱かったので、雑音がのる。一方、盟友M君ちは、高台にあったので、実にきれいにFM電波が入ってうらやましい限りでした。その後、8素子の八木アンテナを屋根に建てたので、大分状況は良くなったのだけど、根本的な解決には至らなかったです。

 

それにしても、エアチェックしたテープコレクションは、結構あったけれど、なにしろ、いい加減な高校生だったので、全く整理するっていう意識がなくて、今やあのコレクションはどこへいったのか、多分ゴミとしてすててしまったんだろうなあ。捨てた記憶さえないのでした(笑)。

 

そんな、あたしの青春エアチェック時代だったのだけど、最近よく夢想するのが、、あたしが今の還暦ジジイのまんま幽体離脱して、んでもって、50年をタイムスリップして、17才のあたしと入れ替わったどうだろうということ、、、つまり、知識、精神は、今のまんまなんだけど、アッと気づけば、あたしが17才で、しかもそれは1978年という設定ね、、とすると、17才のあたしは、反対に2025年の還暦ジジイに入れ替わるいうのだから、驚くだろうが、それは知らない(笑)。

 

いいかげんすれっからしのオディオマニアのジジイが、その頃にタイムスリップして、17才のあたし入れ替わるのだから、先ず何をするだろう? う~ん、その頃は、おふくろに買ってもらったビクターのシステムコンポでオディオしていたのだけど、それではなくて、何を使うだろう、、、

 

スピーカーは、パイオニアの16センチのフルレンジ P-610でしたかを、2発バッフルにパラっていれて、あっバッフルはもちろん自作ね(笑)。アンプは、トリオの電源トランスが2個ついているやつかな、、、プレイヤーはまあ、DENONのDPシリーズにDL-103(これは現在も使っているやつ)かな、、、チューナーは、もちろんこれもトリオのいいやつ、カセットデッキは、実はあたしがその頃、ナカミチの次にいい音と思ったDENONのやつ。DR-F7というやつ。これっ!

 

DENON DR-F7の仕様 デノン/デンオン

これは、当時、M電気店でカセットデッキをいろいろ聞かせてもらったとき、高域がすっきり伸びて、低中音も実に豊かで、ナカミチのデッキに肉薄するほど良い音と感じたデッキでした。

 

約50年前だから、まだまだ、カラヤン、ベーム、バーンシュタイン、チェリビダッケなど錚々たる巨匠が現役でバリバリやっていた時代で、FM放送でもライブが頻繁に放送されていた、今では信じられないぐらいすごい時代でしたから、もう、は~は~言いながら、彼らの放送を録音しますね(笑)。もちろん、FMーFanとかのFM雑誌でプログラムを事前にチェックしておいてね。

 

学校から大体3時ごろには帰宅していた訳だから、その当時は、てれ~っとテレビばっかり見て全くアホ状態だったのだけど、タイムスリップしたら、昨晩録音したテープをじっくり聞きます(笑)。

 

週末とかも、てれ~っと実に無為に過ごしていたのだけど、タイムスリップしたジジイは、じっくりエアチェックしたテープを聞きます。しかも、16センチフルレンジ2発を、トリオのトランス2発のアンプでドライブするのだから、音質が悪ろうはずがない(笑)。ああ、そういうシステムなら今でも聞きたい(笑)。あの当時のあたしは、音の良し悪しが分かるはずもなかったのでしたから、かなしいねえ(笑)。 

 

なにしろレコードは、高かったから、そんなに頻繁に買うことはできなったし、なにしろアナログレコードの調整方法も知らなかった。しかし、このタイムスリップジジイは、ちょっとはアナログについて詳しなっているから基本的な調整ができるから、アナログもちょいと楽しめる(笑)。

 

音楽だけぢゃなくて、タイムスリップジジイは、若い彼女だって作っちゃうのだった、、

 

なんてところで目が覚めた。

おあとがよろしいようで、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カシオペアの時代、、

最近、夕方のお楽しみは動画で持って、音楽を見たり(聞いたり)、昭和の映像なんかをAIできれいに処理して、あたかも昨日撮りましたよみたいな映像を見たりすることなんですが、このところは、あたしが若い頃にえらくはやったCASIOPEAというバンドの動画を良く見てるんであります。 

 

還暦前後で、若い頃(80~90年代)、ジャズとかフュージョンにはまっていたかたなら、CASIOPEAって絶対知ってますよね。

 

このバンド絶頂期、武道館とかでライブするとか、無茶苦茶人気がありました。こんなジャズよりのインストバンドが、こんなに人気があったなんて、今や信じられないですよね。まさに隔世の感があります(笑)。

 

このバンドが人気絶頂の時、熊本に公演来たので、あたしも見に行ったのだけど、ホールが3分の1もうまってなくて、地方と東京の音楽嗜好の違いをちょっと感じたりもしたのでした。

 

あたしも、その頃、ベースにはまっていて(還暦過ぎの今でも弾いてるけれど)、このバンドのベース担当の桜井さんが使っていたヤマハのベース(BB2000という)と同じものを買っちまいました(大爆笑)。それでもって大学の軽音でしばらく弾いておりましね(笑)。で、最近また還暦すぎた友達とバンド活動やってるものだから、このベースを取り出してリペアしました。隣町にギターのリペア屋さんがあるのを見つけて、お願いしたら、ちょいちょいと、ネックのソリ、ボリュームの交換、その他オーバーホールをして生き返りましたの(笑)。

 

そういう訳で、先月終わりのライブでは、このヤマハのベースを弾きました。それにしても、買ったのが、80年ごろだから、もうすっかりビンテージになっていて、今では、もうこんな仕様の楽器は作れないということで、中古市場では結構高値になっているみたいです。40年以上も前だもんねえ、、そりゃビンテージだわ。

 

で、CASIOPEA。紆余曲折あったけれども、現在でも活動を続けているようで、うれしいです。

 

曲想も前とそんなに変わっていなくて、やっぱりとっても聞きやすくて、ポッピーなフュージョン。でもよく聞くと、大変にハイテクニックが必要な演奏で、あたしには、コピーは無理だわ(笑)。

カシオペア「recorded LIVE and BEST ~Early Alfa Years」ジャケット

(往時のCASIOPEA なんとこれSACD!)

 

とても好きなバンドだったんだけど、あたしは、この人たちのアルバムは一枚しか持っていないです。

それもデビューアルバム。

Casiopea_first

(これね!)

 

これは何回きいてもすごいと思う。ものすごいテクニックでがんがんせめていくの、結構うたごこころもあって、ちょっとRTFみたいなところもあって、すごく良い。ドラムが細かくたたいて、いかにもジャズというところが好きだったのに、2枚目からドラマーが変わって、確かにリズムの決めはすごいけれど、なにかこ~ジャズっぽさがなくなって、独特のスピード感がなくなって、面白なくなった。

 

でも、世間の人気はぐんぐん高まって、あの頃、ドライブとかカセットでCASIOPEAをかけていた方は決して少なくなかったと思う。あたしのいとこも、彼女とドライブするときは、CASIOPEできまりとか言ってましたよ(笑)。

 

で、この間、動画をつらつらブラウジングしていたら、ギターの野呂さんが、昔をふりかえるみたいな動画に出ていて、もう70才前だって言ったけれど、そ~ですよね、あたしがこの3月で63だもんね(笑)。

 

CASOPEAって、でも、あたしにとっては、青春の一部って言えるかもしれないです。

 

あたしも、まだまだ、負けずにベース弾くよって!

 

 

押したり、弾いたり、、右へ左へ、、、

週末は、連休だったので、ちょっと気合いれてメインシステムの音出しをしておりました。

 

最近よく聞いてるのは、この方のバイオリン、、、

Amazon.co.jp: チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲: ミュージック

 

リサ・バティシュヴァリという方、、チャイコフスキーとシベリウスのカップリングなんですが、これがとても良い演奏、ホール感たっぷりの高録音盤(だとあたしは思うが)、

 

さて、聞いていて、確かに音場感とか空気感とか立体感とは大変結構なのだけど、ちょっと力が足りない感じ、、どうも中低音が薄い、、、いつもとちょっと違う、、

 

ということで、スピーカーの位置調整をやることにしました。先ずは15センチほど壁に寄せてみます。こうすると低中音は厚くなるのだけど、解像度というか立体感が失われていくのですね。

 

ある程度納得のいく中低音が出るポジションを見つけて、その後で、ミリ単位で前方(リスナー側)ひ引き出していく、、 上のCDのおんなじ場所を何回もならしながら、最も好みのエネルギーとバランスのとれたところを見つけていく作業を繰り返します。

 

この盤のあたまのチャイコの冒頭3分ほどを出しながら、上の作業を繰り返すのだけど、ミリ単位で押したり引いたり、左右に動かしたり、、いやあこれだけで音が相当変わりますからおどろきます。

 

午前中こんなことず~っとやって、なんとか好みの音がするところまで攻め込みました(笑)。

 

あたしは大体こんな感じでいいかなというところでやめることにしています。もっと追い込めば追い込めると思うけれど、ある程度楽しめる音になれば、後は音楽を楽しむっていうことを大事にしたいから。まあ、後は、音楽聞きながら、ぼちぼちやっていけば良い(笑)。

 

断捨離に伴ってアンプを入れ替えたこともあって、音の出方が変わってきたこともあると思うだけど、、うちのスピーカーはフルレンジということもあって、セッティングは割に楽なんだろうと思います。

 

しっかし、この連休も寒かったですね。でも、オディオはやっぱり夏より冬の方がいいですね。

 

来週は、もう3月ですね、、もうしばらくはオディオのベストシーズンですね。 

 

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>