西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

4月になりました、、 

先週まで当地は桜の花が咲き誇って、近年まれにみるほどの美しさ、、、しかも満開になってから寒い日が続いたもので、いつもより長く、ついに1週間以上も桜の花の豊穣を楽しむことができたのでした。

 

当地は熊本でも結構お花見スポットとして任期のあるところで、近くの公園は、先週末、お花見のお客様で大変にぎやかでありました。外国からインバウンドの方たちも多く、近年にないインターナショナルなにぎわいでありました。 

 

そうして気づけば、桜ももうそろそろ終わり、4月ももうすぐ半ばに入ろうとしているのに、あたしのブログは、なかなか続きませんなあ(笑)。

 

やっぱり、何かしら忙しく、さあ書こういう気持ちがなかなか起きず、今とて重たい腰をあげて、どれどれ~とか言いながら書いているというところ、、

 

とは言え、音楽・オディオはやっております。 

 

さて、先の週末のおやすみは、天気もよくて、からっと晴れて実に気持ちの良い日でした。

 

こ~いう日は、何を朝から聞こうか、、おお! やっぱりハイドンですよね! 

 

ハイドンってなにかこ~思想的というか、感情的なところがあんまりなくて、技巧をこらした素晴らしい音作品で、しかもなにか聞いている人のこころを害しないというようなもので、こういう爽やかな日に聞く音楽としては、最適かと思ったのでした。

 

で、先ず聞いたのは、アナログで、シュタルケルのチェロ、伴奏がジュリーニー フィルハーモニアとつけたチェロ協奏曲。50年代のステレオ録音、、う~ん、ゆったり歌い、、ロマンチックな演奏とも言えるかなあ、、ジュリーニの伴奏がとても良く流れすばらしい、、

ハイドン チェロ協奏曲 シュタルケル、交響曲第21.96番シュワルツ DELOS きせよ

次に何聞こうか? おお、そういえば、あたしはカラヤンがBPOと録音したロンドン交響曲集をもっていたではないかとCD棚をごそごそすると、ありました、ありました。

パリ交響曲集、ロンドン交響曲集 カラヤン&ベルリン・フィル(SHM-CD) : ハイドン(1732-1809) | HMV&BOOKS online  - UCCG-9747/54

 

で、聞きましたが、、ああ、これは、いいわあ、、実はあたしは、このカラヤンの盤、じっくり聞いたのはじめてでしたが、アバドみたいに軽快なテンポの演奏とは真逆の、どっしり重厚なものだけど、BPOの演奏があんまりにもうまくて舌を巻きます(笑)。弦の美しさはもちろんだけど、管楽器の絡みのうまさたるや、、極美ですわあ(笑)。カラヤンのハイドン、堪能しました。 

 

では、同じ曲をアバドはどうやってるか? ヨーロッパ室内楽団との演奏を聞いてみます。

あららら、、、全く違うなあ、、テンポが速くて、活き活きしております。でも、最終楽章なんて、まるで違う曲を聞いているみたい。これはこれで、すばらしいなあ! 

 

次に何聞くか? おお、ミケランジェリが弾いたピアノ協奏曲ですね。これはアナログで、、 

2025年最新】Yahoo!オークション -ミケランジェリ ハイドン(レコード)の中古品・新品・未使用品一覧

 

ううん、悪くないですが、交響曲のインパクトが強くって、、また近く、もう一度聞いてみよっと! 

 

んなこんなで、ハイドンばっかり聞いて、感心していたら、かみさんが今年最後のお花見にいこ~というので、午後からまた近くの公園にお出かけでありました。 やっぱり、こういう春の良い日は、ハイドンの音楽が一番良くあうんじゃないかと思う、、 モーッアルトは、ものすごくきれいだけど、やっぱりちょっとさびし~というかかなし~という感情が漏れてくるので、あんまり良くないかも、、、

 

そんなこんなであたしの日常はゆるゆると続いています、、

 

 

 

 

もしも、、、

最近、良く昔のことを考える。それも、あたしが高校生ぐらいのときのことだから、そうさね、1978年とかだから、もう50年近く前のことだけど。

 

なにしろ、あの頃は、エアチェックがあたしらヤング(笑)のメインオーディオでしたよね。

あたしも、やりました。安いカセットテープをたくさん買ってきて、新聞のFM欄にのっていた面白そうなプログラムを録音しまくったぢゃないですかあ(笑)。あれはおもしろかったなあ、、ほんとに。

 

その当時、当地でFM放送と言えば、もちろんNHK1局しかなくて(FM熊本ができたのは、80年代初めだったか)、、でもって、そのころのNHK FMっていうのは、クラシックプログラムが大勢を占めていて、ジャズとかロック(軽音楽って言ってたもんね)はほんのわずかだった。比率で言うと、クラ8・軽音楽2ぐらいの当時のあたしは感じていましたもんね。

 

なにしろ、朝6時からはバロック、9時からクラシックレコードで組んだプログラム、昼は、クラシックリサイタル、午後は、まだクラシック、夕方にちょっと軽音楽(歌謡曲も含む)があって、夕飯住んで、午後7時半ごろからは、おお!FMコンサートライブでしたね。各国のメジャー、マイナーオケの録音が毎晩放送されていたから驚きます。今考えれば、クラシックファンの方には、たまらない編成だったのではないでしょうか、、

 

でも、あたしは、そのころロック小僧だったので、ロックがあんまりかからなかったNHK FMはそんなに好きぢゃなかったな。 

 

でも、FMをカセットデッキでテープに録音する行為=エアチェックと言われてましたが=は大変に、このわくわくするものでした。 

 

でもねえ、あたしの実家は、ちょっとした山の谷間みたいなところにあって、四方を山に囲まれていて、大変にFM電波が受かりにくかったのでした。ともかく信号が弱かったので、雑音がのる。一方、盟友M君ちは、高台にあったので、実にきれいにFM電波が入ってうらやましい限りでした。その後、8素子の八木アンテナを屋根に建てたので、大分状況は良くなったのだけど、根本的な解決には至らなかったです。

 

それにしても、エアチェックしたテープコレクションは、結構あったけれど、なにしろ、いい加減な高校生だったので、全く整理するっていう意識がなくて、今やあのコレクションはどこへいったのか、多分ゴミとしてすててしまったんだろうなあ。捨てた記憶さえないのでした(笑)。

 

そんな、あたしの青春エアチェック時代だったのだけど、最近よく夢想するのが、、あたしが今の還暦ジジイのまんま幽体離脱して、んでもって、50年をタイムスリップして、17才のあたしと入れ替わったどうだろうということ、、、つまり、知識、精神は、今のまんまなんだけど、アッと気づけば、あたしが17才で、しかもそれは1978年という設定ね、、とすると、17才のあたしは、反対に2025年の還暦ジジイに入れ替わるいうのだから、驚くだろうが、それは知らない(笑)。

 

いいかげんすれっからしのオディオマニアのジジイが、その頃にタイムスリップして、17才のあたし入れ替わるのだから、先ず何をするだろう? う~ん、その頃は、おふくろに買ってもらったビクターのシステムコンポでオディオしていたのだけど、それではなくて、何を使うだろう、、、

 

スピーカーは、パイオニアの16センチのフルレンジ P-610でしたかを、2発バッフルにパラっていれて、あっバッフルはもちろん自作ね(笑)。アンプは、トリオの電源トランスが2個ついているやつかな、、、プレイヤーはまあ、DENONのDPシリーズにDL-103(これは現在も使っているやつ)かな、、、チューナーは、もちろんこれもトリオのいいやつ、カセットデッキは、実はあたしがその頃、ナカミチの次にいい音と思ったDENONのやつ。DR-F7というやつ。これっ!

 

DENON DR-F7の仕様 デノン/デンオン

これは、当時、M電気店でカセットデッキをいろいろ聞かせてもらったとき、高域がすっきり伸びて、低中音も実に豊かで、ナカミチのデッキに肉薄するほど良い音と感じたデッキでした。

 

約50年前だから、まだまだ、カラヤン、ベーム、バーンシュタイン、チェリビダッケなど錚々たる巨匠が現役でバリバリやっていた時代で、FM放送でもライブが頻繁に放送されていた、今では信じられないぐらいすごい時代でしたから、もう、は~は~言いながら、彼らの放送を録音しますね(笑)。もちろん、FMーFanとかのFM雑誌でプログラムを事前にチェックしておいてね。

 

学校から大体3時ごろには帰宅していた訳だから、その当時は、てれ~っとテレビばっかり見て全くアホ状態だったのだけど、タイムスリップしたら、昨晩録音したテープをじっくり聞きます(笑)。

 

週末とかも、てれ~っと実に無為に過ごしていたのだけど、タイムスリップしたジジイは、じっくりエアチェックしたテープを聞きます。しかも、16センチフルレンジ2発を、トリオのトランス2発のアンプでドライブするのだから、音質が悪ろうはずがない(笑)。ああ、そういうシステムなら今でも聞きたい(笑)。あの当時のあたしは、音の良し悪しが分かるはずもなかったのでしたから、かなしいねえ(笑)。 

 

なにしろレコードは、高かったから、そんなに頻繁に買うことはできなったし、なにしろアナログレコードの調整方法も知らなかった。しかし、このタイムスリップジジイは、ちょっとはアナログについて詳しなっているから基本的な調整ができるから、アナログもちょいと楽しめる(笑)。

 

音楽だけぢゃなくて、タイムスリップジジイは、若い彼女だって作っちゃうのだった、、

 

なんてところで目が覚めた。

おあとがよろしいようで、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カシオペアの時代、、

最近、夕方のお楽しみは動画で持って、音楽を見たり(聞いたり)、昭和の映像なんかをAIできれいに処理して、あたかも昨日撮りましたよみたいな映像を見たりすることなんですが、このところは、あたしが若い頃にえらくはやったCASIOPEAというバンドの動画を良く見てるんであります。 

 

還暦前後で、若い頃(80~90年代)、ジャズとかフュージョンにはまっていたかたなら、CASIOPEAって絶対知ってますよね。

 

このバンド絶頂期、武道館とかでライブするとか、無茶苦茶人気がありました。こんなジャズよりのインストバンドが、こんなに人気があったなんて、今や信じられないですよね。まさに隔世の感があります(笑)。

 

このバンドが人気絶頂の時、熊本に公演来たので、あたしも見に行ったのだけど、ホールが3分の1もうまってなくて、地方と東京の音楽嗜好の違いをちょっと感じたりもしたのでした。

 

あたしも、その頃、ベースにはまっていて(還暦過ぎの今でも弾いてるけれど)、このバンドのベース担当の桜井さんが使っていたヤマハのベース(BB2000という)と同じものを買っちまいました(大爆笑)。それでもって大学の軽音でしばらく弾いておりましね(笑)。で、最近また還暦すぎた友達とバンド活動やってるものだから、このベースを取り出してリペアしました。隣町にギターのリペア屋さんがあるのを見つけて、お願いしたら、ちょいちょいと、ネックのソリ、ボリュームの交換、その他オーバーホールをして生き返りましたの(笑)。

 

そういう訳で、先月終わりのライブでは、このヤマハのベースを弾きました。それにしても、買ったのが、80年ごろだから、もうすっかりビンテージになっていて、今では、もうこんな仕様の楽器は作れないということで、中古市場では結構高値になっているみたいです。40年以上も前だもんねえ、、そりゃビンテージだわ。

 

で、CASIOPEA。紆余曲折あったけれども、現在でも活動を続けているようで、うれしいです。

 

曲想も前とそんなに変わっていなくて、やっぱりとっても聞きやすくて、ポッピーなフュージョン。でもよく聞くと、大変にハイテクニックが必要な演奏で、あたしには、コピーは無理だわ(笑)。

カシオペア「recorded LIVE and BEST ~Early Alfa Years」ジャケット

(往時のCASIOPEA なんとこれSACD!)

 

とても好きなバンドだったんだけど、あたしは、この人たちのアルバムは一枚しか持っていないです。

それもデビューアルバム。

Casiopea_first

(これね!)

 

これは何回きいてもすごいと思う。ものすごいテクニックでがんがんせめていくの、結構うたごこころもあって、ちょっとRTFみたいなところもあって、すごく良い。ドラムが細かくたたいて、いかにもジャズというところが好きだったのに、2枚目からドラマーが変わって、確かにリズムの決めはすごいけれど、なにかこ~ジャズっぽさがなくなって、独特のスピード感がなくなって、面白なくなった。

 

でも、世間の人気はぐんぐん高まって、あの頃、ドライブとかカセットでCASIOPEAをかけていた方は決して少なくなかったと思う。あたしのいとこも、彼女とドライブするときは、CASIOPEできまりとか言ってましたよ(笑)。

 

で、この間、動画をつらつらブラウジングしていたら、ギターの野呂さんが、昔をふりかえるみたいな動画に出ていて、もう70才前だって言ったけれど、そ~ですよね、あたしがこの3月で63だもんね(笑)。

 

CASOPEAって、でも、あたしにとっては、青春の一部って言えるかもしれないです。

 

あたしも、まだまだ、負けずにベース弾くよって!

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>