週末レポート、、、アンプの交換、、 | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

週末レポート、、、アンプの交換、、

先週は土曜日も休みだったので、土日と2日にわたりシステムをあれこれいじっておりました。

 

ラックスのコンパクト球アンプがとても良い音だったので、これはこれで落ち着いて、ちょっと安心したところで、いよいよ、石のアンプ編としてアキュフェーズのE-800をラックから取り出して、SAGUDEN A21と入れ替えてみました。

 

以前書いたとおり、SAGDEN 21って日本ではほとんど知られてないけれど、イギリスとかヨーロッパでは、とても人気があって、特にあたしの持っているフルレンジスピーカー「シベリウス」との相性が抜群であることは、同スピーカーの設計者も自身の動画で絶賛するほど、、

(真ん中になるアンプが SAGDEN A-21)

 

なんでありますが、うちでは、今まで、アキュと比較すると、やっぱりアキュの方がでかくて重くて、良く聞こえて、たまに鳴らすぐらいの扱いであったのですが、このところ、ちょっと不快な音がアキュとのコンビネーションで聞こえてきたので、もう一度きちんとSAGDENの音を聞いてみようと思った訳です。 

 

音楽ソースは、もちろんCD。CECのトランポートとMYTEKのDACの両器をインフラノイズのワードクロックで44HZでシンクロさせて再生します。インターコネクトとスピーカーケーブルは、インフラノイズ。今回電源ケーブルのみを、ラックスマン製にしてみました。アンプの電源は、中村トランスの200V→100Vのステップダウン。

 

さて、朝からアンプに灯を入れます。

はじめの1時間ほどは、もや~っととして、ああ、これはだめかもと思いましたが、それから、霧が晴れるように音がずんずん良くなってきて、午後からは、今までの音はなんだったの~というぐらい「シベリウス」がもう美しくゆたかに鳴り出しましたの、、

 

全くひさしぶりにこの盤をかけてみました。

星空の詩、ファブリチウス博士 ホリガー&シュトゥットガルト放送響

(ケクラン 管弦楽集)

 

この盤、ものすごく良い録音(だとあたしは思う)で透明で美しい音で録音されていてダイナミックレンジが半端ない。FALのスピーカーを鳴らしていたときのサウンドチェックに使っていたCDですね。

 

さて、シベリウスとSAGDEN A21で鳴らしたケクランの管弦楽曲集は、すごく良かった。フルレンジとは思えないほどの豊かな低音とダイナミックレンジであります。オルガンが超低音を鳴らす部分もあるのだけど、しっかりなっています。SAGDENのパワーが21Wとはとても信じられないぐらいの鳴りっぷり、、う~むなんぢゃこれ!

 

 

FALのスピーカーも平面型ではありますが、基本的設計はフルレンジ。それにハイルドラバーのツィターを不可した2WAY構成にはなっていますが、しかし、なかなか低音の再生が厳しかった。

 

本ブログの過去の該当記事を見てもらうとお分かりになると思いますが、フォステクスのサブウーファーをLR2台付加して鳴らしていたこともありますねえ(笑)。だから、この盤の再生に限って言えば、FALのスピーカーでも、なかなか思うようにいかなかったのでした。

 

しかし、今回は、ほとんどあたしの好みの音で鳴りました(笑)。すばらくしく透明な弦、豊かな中低音、、、フォルテッシモでも、ものすごい迫力でありながら混濁しない、、、ううむ、、、これがフルレンジとは思えない、、、

 

特筆すべきは、低音の音調。ウファ―からの直接音が来るというのではなくて、ふわっと低音の風が来るような。そう、クラシックの生演奏をホールで聞いてるときに、出てくる低音の感じ、、あんな実に自然な低音の音調なのであります。これは、シベリウスの大きな特徴だと言えます。

 

ううむ、、しかし、SAGDENアンプ、シベリウスとの相性が抜群に良い。アキュのE-800よりも、あたしの好みの音で鳴ってくれるのでありますから、、、SAGDENのアンプは、日本ではほとんど知られていないようだけれども、このアンプ、もっと知られて良いですね。日本の代理店が取り扱っているみたいだけど、オディオ雑誌も全くとりあげないし(いろいろ大人の事情があるのだろうけれど)、、お値段もそこそこで、とても良いアンプ、、

 

くわしくはこちら → SUGDEN AUDIO | 横浜サウンドトレード (yokohamasoundtrade.com)

 

LS3/ 5とかの英国のスピーカーとの相性は、特によいようです。うちにもロジャースのLS3/5Aがあるので、ちかくこのアンプでしっかり鳴らしてみようと思います。 

 

とういくことで、音がすっきり良く鳴って、オディオスランプからすっかり抜け出しました。

 

ということで、昨日は、手持ちのCDをあれこれ聞いて、楽しい週末でございました。 

 

ところで上にあげた、FALのスピーカー、いろいろな事情で製造停止したとのこと、古山社長はお元気だろうか、、あたしがお世話になったころ、もう80代と言われていたので、もう相当なご高齢だと思うけれど、、、FALのスピーカー、、ラックスの球アンプとの相性がとても良いと聞いています。機会があれば、また使ってみたいです、、、