クリーク CR4040アンプのすごさ! あらためて、、、 | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

クリーク CR4040アンプのすごさ! あらためて、、、

このごろ書き込み頻度が少なくなってきましたね。書きたいことは、たくさんあるのだけど、前みたくさあ書こ~っていうパワーが起こらない(笑)。歳ですねえ。だって、この3月には60歳を2歳も過ぎるのだから(笑)。 

 

先週、仕事で大阪まで出張。新幹線での行きかえりの暇つぶしにステレオサウンドの最新号を購入、車中で読みました。

 

ん~2023年のグランプリ受賞器がにぎにぎしく紹介、批評されております。しかし、あたしは、もうこういうのを見ても、あんまりこころが動かされなくなってしまいました。10年ぐらい前までは、これほし~あれほし~と大興奮しながら記事を見ていたものだけど、、これはいいなあと思ったのは、タンノイのⅢLZの復刻器ぐらいでした。しかし、これも百万円超えという、結構高いですねえ(笑)。しかし、その他受賞した機器は、のきなみ天文学的(あたしにとってはね)価格というのは、なにかこ~現実感がないですね(笑)。 

 

この頃は、フルレンジスピーカー「シベリウス」をメインにして、アンプとかいろいろ取り換えて音の違いを楽しんでいるのだけど、ジャズもクラシックもたいよい良い塩梅で再生してくれるのだけど、やはりジャズの場合は、もちょっと太くて、濃いめの音で聞きたいなあと音もだちにお願いして、彼が使っていないJBL4312を昨年から拝借して少しずつ鳴らしていたのでありました。 

 

年明けから、なぜか昔のジャズをしっかり聞いてみよ~という気になって、テロニアス・モンクとかのCDを引っ張り出して回していたのでした。

 

JBL4312は、アキュフェーズのプリメインE-213とマランツのCDプレイヤー SA-10で鳴らしていて、大変良い音で文句はなかったのだけど、ふと、お休み中の大昔のクリーク4040アンプで鳴らしたら、どうなるだろうか、しかも、これもお休み中のウエスタンのライントランをかましてみたら、どんなだろうか、なんて、ほらオディオ馬鹿だからもうろくしても、そこはしっかりやりますから(笑)。

 

で、事務所で大分前に放送用に入れていたタスカムの多機能CDプレイヤーがあって、これもほとんど使ってないから、これを持ってきまして、使うことにしました。

 

すると、JBL-4312、クリーク4040、ウエスタンライントランス、タスカムCDプレイヤーという実にシンプルなラインアップになりました。スピーカーケーブルは、近くのDIY店で買ったふつ~の赤黒ケーブル(きわめて廉価)、電源もふつ~のタップですね。

 

で、全く期待せず先ずはソニーロリンズのご存知「サクソフォン・コロッサス」を回してみました。

 

すると、どうでしょう? 実にいいんだこれが、、、 アキュで鳴らした音も、太くていいんだけど、クリーク4040で鳴らす4312の音離れの良さは、アキュとは比較にならないですね。ライントランスの効果かもしれないけれど、音の艶というか色というかがなんとも言えず良い。音全体の感触がなんともやわらかくて、聞いてて心地よい。では、音に何かが足りないかという全くそういうことはなくて、シンバルの音も鉄粉感あふれ、ベースはアキュより、ぐんと下がる。楽器の音の存在感がすごい! なにより、ロリンズバンドのスウィング感がぐんぐん伝わってきて、こちらも体が自然にゆれますね(笑)。まったく何ぢゃこりゃ~、サキコロものすごいいぢゃないか!?なんであります。 

 

クリーク4040って、40Wぐらいのパワーしかないのだけど、聴感では、100W以上のパワーですね。強いて言えば、ずいぶん前に使っていたマッキンのMC500と同等のパワー感、、ん~これはいかん、4040、今や中古で3万円前後しかしないのですが、しかし、この音楽性豊かなパワフルな音は、実にすばらしい! この音聞いたらアキュにもどろうとは思わないぐらい(笑)。 

 

で、次々に、50~60年代のジャズをCDで聞いたのだけど、上のような感じは全く変わらず、もうとてもいいんですねえ、、ジャズがこんなに楽しく、面白いとは、思わなかったなあ、、

 

今年なって、なぜか、音楽をもっと丁寧にしっかり聞いていかなくちゃなあと思っていたので、オーディオのこの展開は行幸でありました。

 

オーディオは金だっ!って、寺島靖国さんとかが言われていて、上のステレオサウンド誌みたく、たしかにそういうこともあるだろうけれど、おじさんのお小遣い半年分もあれば、こんなに楽しく音楽を聞けるオディオセットが組めるんだということも一方には、しっかりあるということを実感しました。 

 

それにしても、クリーク4040というアンプ。すんばらしいアンプですね。

90年ごろ9万円ぐらい売っていたみたいだけれども、ちらっと見たことはあったけれども、こんなに良いものとは思わなかった。もちろんあたしの音の好みが歳を重ねて変わってきたということもあるだろうけれど、、

 

クリーク4040。見かけもそんなに良くはない(笑)。でも、約40年前のものが、全くガリもなく、完全動作して、これだけの音を出しているっていうのは、全く驚きであります。このアンプは大切にこれからも使いますし、すごく安いので、もう1台ぐらいほし~なあと思っています。 

 

伝説のミュージカルフェディリティA1の復刻版が今、外国ではとても評判が高くて、「これほどスィートな音がするアンプはない」と絶賛されておりますねえ。日本での発売はまだなのかなあ、

 

まだまだ寒い日が続くのだけど、あたしは、クリーク4040とJBL4312で夜はホットなジャズであったまっております!