ブラームス ピアノ協奏曲2番、、、 | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

ブラームス ピアノ協奏曲2番、、、

年度末で、業界がらみの会議が結構おおいのです。で、昨日もそのひとつに午後から行ってきました。まあ、なんというか帳面消しの会議で、中身は毎年変わらず、聞きながら、昨年とほとんど変わらないメンツを見回して、ああ、あれから1年たったのかあ、ずいぶん早いなあと思いました。

 

で、会議はすすみ、また昨年とほとんど変わらないみなさんの顔をぼんやりながめて気づいたのは、ああ、あたしとほとんど同年配の方ばかり、こ~いう業界の会議には、あたしらぐらいの年配のみなさんが参加するということなのだなあということでした。みなさん、ずいぶんとおっさん・おばさんばっかりだなあと思ってみていたのだけど、なんのことはない、自分だってほとんどこの人たちと変わらない歳と様子であって、他人からみれば、もう結構歳のいったおっさん(あるいは、じ~さん)なのだなあと、ちょうどあたしと同年齢であろう議長の顔を、あたしも、こういう感じに見えるのだと思いながら、あらためて彼の顔をようく見ておると、目があっちゃってにこっとしたりして(笑)。

 

たぶん、来年の今ごろもおなじようなメンバーがこの帳面消しの会議をするんだろうけれど、また1年歳をとったあたらしらが集まるっていうことになるんだろうなあと、、考えたら、、ちょっとかなしくなった(笑)。

 

先週土曜日の午後、久しぶりに音もだちの家にいって、音をきかせてもらった時、最近アナログ盤の整理をしているから、何枚か差し上げますよとかいって、それぢゃ遠慮なくとかいってもらってきた中の一枚に、これがあった。 リヒテルがマゼール・パリ管と録音したブラームスのピアノ協奏曲2番でした。

 

で、この間借りたアキュのC280がまだサブシステムの中にある。このプリを通して聞くアナログの音がなんともいいので、も、すこし待って~とかいって、依然拝借中で、この週末もアナログをタンノイスターリングで楽しんでいたのでした。

 

で、日曜日。朝からアナログを聞きながら、村上春樹さんの「騎士団長殺し 2部」の残りを読んでおりました。んで、そ~だ、久しぶりにブラームスのピアノ協奏曲でも聞きましょ~と言ってSL-1200にこの盤を載せた。

 

いや、ひさしぶりにこの曲聞いたけれど、とても良かった、、、

とくに3楽章。チェロがしずかに、しかしゆっくりと歌いだして、そのうちピアノとオケをからんで、おおきな流れになっていく、、久しぶりにいたけれど、しみじみといいなあと思った。

 

何年ぶりに、この音楽を聞くだろうか、、、10年以上は聞いてなかったなあ、、前に聞いたころは、こんなに、しみじみいいなとは思わなかったのだけど、、今回は、なにかこう、この音楽が体とこころにしみこんできますねえ、、何なんだろう、、やっぱり歳とったからかなあ、、

 

リヒテルとマゼールのこの録音。調べてみると賛否両論みたいだけど、あたしは、大きくもりあがるんぢゃなくて、抑制のきいた、しっとりとしたこの演奏はとても良いと思った、、、そうして、何回か、この盤をくりかえしきいた、、

 

あたしが、クラッシックを聞きはじめの頃、よく聞いていたのは、ギレリスとヨッフムのDG盤のLPでした。これは、まだ実家のどこかにあるはずだけど、、あれもよく聞いたものだったけど、今みたく、しみじみ感じ入るということはなかったなあ、、

さて、会議は5時ごろ終わったので、直帰して、シャワーを浴びて、、さて、また、ブラームスを聞こうと、リヒテル盤をB面3楽章から、聞きます。チェロがやさしく、ゆったり歌いだして、、ピアノとオケと合流して、さらに豊かで、やさしい歌になって、、ああ、なんとも実にしみじみと良いです、、、いいなあ、ブラームス、、、こんなにブラームスがいいなあと思ったのははじめてだなあ、、

 

やっぱり、歳をとったからだろうかと、、同居人のおばさんに聞いたら、、そ~だね~、、あたしらもブラームスの音楽がしみじみいいっていうのが分かる歳になったのだよ、、と返してくれました、、、

 

そ~だな~、、これから、ブラームスを聞くことが多くなるのかもしれないなあ、、

 

それにしても、ブラームスのピアノ協奏曲2番、、繰り返すけれど、しみじみ良いです、、