ハイレゾファイルを聞いてみる、、 | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

ハイレゾファイルを聞いてみる、、

週末はとてもいいお天気だったのだけど、朝はちょっと寒くなったので、玉のアンプを付けても部屋がほんのりあったまるぐらいになったので、午前中からいろいろ聞いてみることにしました。

 

うちのDACは村井先生の譲っていただいたMYTEK DIGITAL Stereo192-DSD DACなんです。こちらでよくコメントをいただく酒仙坊大先輩が使っていられるものとまったく同じものなんだけど、、うちではこのDACの機能の3分の2も使いこなしていないのですね。ということで、今回は、お~し気合入れて使ってみるかということで、、ハイレゾファイルを再生することにしました。

 

もちろん、インフラノイズのUSBデジタルアキュライザー UACU-700を介して、ハイレゾファイルを再生するとどうなるか聞いてみたいということもあった訳です。

 

さて、Stereo192-DSD DACはもちろんワードクロックにも対応しているので、うちの常用クロック インフラノイズのGPS-777とリンクさせて再生することにしました。再生ソフトはHQプレイヤー。今回はこの再生ソフトもきちんと使いたいと思って、ネットで取説をダウンロードしました。読んでいくと、は~この再生ソフトデジタルフィルターとかをいろいろ変更できて、おこのみの音質にソフト側で設定できるのですねえ、、音が良いだけでなくて、それ以上にいろいろなことができるということなのですね。

 

手持ちのハイレゾソフトっていうと、4種ぐらいしかないのですね。ということで、今回は次の2ファイルを再生してみます。

 

① バーンスタィン ウィーンフィルのベートベン全集 192KZH 22ビット WAV ファイルですね。

 

②  メナハム・プレスラーのドビッシーのピアノ作品集 96KHZ 24ビット WAVですね。

 

このDACは小さいなボディのめっちゃくちゃ多機能なのだけど、前面のボタンを操作して機能設定するのだけど、これ慣れないとなかなかわかりづらいのですね(笑)。でも、もうあたしは慣れたので、DSDまでサポートするUSB2に入力を設定、クロックは外部ワードクロックを、先ずはバーンスタィンのベートベンを聞くので192KHZにセットする。

 

さて、再生するか、、これがねえ、、なかなかうまくいかない。HQプレイヤーとDACの相性が悪いのか、、なかなかファイルがソフトに移動できないのですね。で、いろいろやって、なんとかベートベンのファイルを移動、、再生してみる、、うまくいかない、、またいろいろやってみてなんとか再生することができました。

 

なんでだろう、、取説を読むと、、機能設定のフローチャートには、USB2の項目にはワードクロックははいっていない、、インターナルクロックだけの対応になっている、、ええっ! でも本体には、ワードクロックが対応できるけどなぜか!? 

 

このDACの細かい機能と操作、、そうして再生音については、酒仙坊大先輩がご自分のHPで研究されていて、その内容を公開されていることを知っていたので、今回精読してみました。すると、そちらにも、取説にはワードクロック対応とはないのだけど、ヴァージョンアップするとUSB2でも外部対応ができるとあり、、なるほどと納得した訳です。その他の本DACのいろいろについて理解することができました。酒仙坊大先輩に感謝です! 

 

それにしても、HQプレイヤーとの相性が、少なくともうちではわるいわるい、、何回かリトライしてやっと再生できるようになりました。

 

まあ、バーンスタィン聞いてみる、、

 

このファイルをクロック192KHZでばっちりかませて、再生するのははじめて、さらにはUACU-700を介しますからどういう音になるか、ちょっとわくわくです。で、1番から4番まで聞いてみました。

 

ん~ものすごく良いというかというと、、確かに良くなりましたが、、やっぱりホール感というか空気感というかは、ど~んと向上しておりますが、、ウィーンフィルならもっと美しい音で鳴ってほしいなあと感じるところもありました。例えば弦の音なんかは、もっとこう濡れた美音でなんて思ったりもしますが、、もともとの録音がちょっとドライな音なのか、、アナログの音と比較したいですね、、 

 

ふつうのCDをリッピングしてUACU-700をかまして再生した音も、これなら全然負けてないなあ~と思いました。もちろん、もっと気合入れて、、セッティングすれば、ハイレゾはもっと良い音になると思うけれども、これならハイレゾぢゃなくて、この演奏のCD全集は結構廉価で入手できるから、CDでも結構ハッピーだったかもしれません。こんどCD買って比べてみます。

 

次は、プレスラーのピアノ。こちらもGPS-777から96KHZでDACをリンク、、HQプレイヤーも96KHZにリンクさせます。ああ、でもやっぱりなかなかうまくいかない。あれこれやって、やっと再生できました(笑)。

 

さて、どうか、、これは、さすがにピアノの細かい響がとてもよく出てきます。特にプレスラーのドビッシーのピアノの美しさがつぶさなく聞けたなあという満足感がありますね(笑)。だけどでも強打するところでちょっとノイズっぽい音がはいるところがあって、それは再生側のせいなのか、ファイルに起因するのか、検証が必要です。それでも、全体としては、こういうピアノの音の録音はハイレゾはいいなあと思いました。特にドビッシーみたく、こまかい音の連鎖や響がつづくものは、、ハイレゾは良いですね、、

 

ということで、日曜日の午前中はハイレゾファイルをUACU-700を介して聞いてみました。

聞いてみての印象は、UACU-700を使って再生するのだったら、44KHZ 16ビットのCDリッピングでも十分良い音で楽しめるなあというものでした。むしろ、、こちらの方が、少し音に柔らかさみたいなものがあって、むしろ良いのではないかとも思います。

 

次はDSDファイルをUACU-700を介して、どうなるかなのですが、それはまた今度、、