西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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遠い遠いオーディオの記憶⑥ スカイセンサー5800編 

そんなこんなで小学校を無事卒業。

 

中学入学前に、当時の男子には、ある通過儀礼が待っておりました。

それは、くりっくりっの坊主頭にすること。

中学入学が近づいたある日、あたしは意を決し、お隣の床屋に行きまして5分刈りにしてもらいました。だんだんと髪を刈りあげられる姿を鏡で見るのは、何かこ~13歳児男子には、複雑なものがありました、、

 

当時、この坊主断髪は、この地域では当たり前に行われていて、だれも異議を唱えるものはいませんでした。あたしは、この坊主頭をけっこう気にいって、いよいよ中学生だなあと気持ちがたかぶったのを覚えております。

 

中学では、何か部活をせねばと思って、よし柔道部だっ!と、じ~ちゃんに、おれ柔道ばするけん!と言うと、海軍で柔道の猛者であった彼は、あ~お前には向かん、絶対やめとけと言うので、結局、部活には入らず、授業が終わったら、家に帰るいわゆる「下校部」となりました。

 

しかし、結局、このことが今になっては良かったなと思います。

当時の中学の部活は、結構きびしくて、負けん気の強かったあたしは、どんな部活でも、すぐに辞めていただろうし、3年間、自分のやりたいことを自由にやって楽しく過ごせたのも、何にもしばられることのなかった「下校部」だったからだったと思います。

 

同じく無線とか科学少年だったM君も部活に入らず、毎日、一緒に帰宅。もうひとりのS君もラジオ、音楽好きだったのだけど、彼はバスケ部にはいって大活躍。あたしら3人は、週末トリオであそんだのでした。

 

3人で、ラジオ、オーディオ、天文、無線、などなど一緒に活動するようになったのでした。(結局S君は、ラジオ好きが昂じて、その専門家になりました。そして今年定年したとのこと。あとの二人は、技術と全く関係ない職についた)。

 

さらには、本が好きだったあたしは、ちょうどその頃、学校図書館に、海外SFシリーズがど~んと入ったこともあり、毎日1冊借り、帰宅して、その日のうちに読了するという楽しみを享受することができたのでした。

冬の寒い日、帰宅してあったかいベッドのもぐりこんで、外国のSFを読むのは、本当にたのしかったなあ。

あの頃は、スポンジに水がしみこむみたく、お話がストレートに入ってきてました。今は、あんな感じはないなあ。やっぱり十代っていろんな意味でよかったですね。

 

そんなこんなで、M君、S君とあたしは、どと~のようにラジオ、無線、オーディオにのめりこんでいきました。その頃のあたしらの主な情報源は雑誌。「初歩のラジオ」、「ラジオの制作」とかが、中学生にはわかりやすく定期的に購読しておりました。たまに「CQハムラジオ」とか買ってはみたけれど、内容が高度過ぎて(しかも当時、同誌は分厚かった)、技術的なことは全く分からなかったけれど、OMさんたちの交信風景なんかの写真を見ると、自分もいつかは、あんなふうに世界と交信するのだと夢をふくらませていました。

 

その頃、(昭和50年ぐらい)なぜか、短波放送を聞くことが若い男子の間でブームになりました。BCLブームですね。無線少年だったあたしらも、すぐに影響されまして、短波が聞きたくなった。しか~し、あたしのラジカセも、M君、S君のラジカセも短波バンドは受信できない。これは、もう買う(正確には、買ってもらう)しかない。

 

3人で週末町に行くたびに、電気屋さんで短波ラジオのカタログをもらってきたり、雑誌の広告をみたり、、今は信じられないだろうけど当時は、テレビでも短波ラジオのコマーシャルが流れていた、、そんなふうに情報を集めて、ターゲットをしぼっていったのでした。

 

そしてあたしのターゲットは、SONYのスカイセンサー5800にロックインしたのでした。

 

SONYのスカイセンサーというと、あたしぐらいの世代で当時BCLされた方なら、(当時中学生ぐらいの方)あこがれたラジオでありましたね。特に5800の後に出た、5900は、無線機のようなデザインはさらに洗練され、受信機能もアップして、今でもほしいぐらいの名機。

 

で、あたしは、スカイセンサー5800をじ~ちゃんに買ってもらった。ああ、ありがとね、じ~ちゃん。当時、熊本で一番大きかった電気店「マツフジ」で買いましたとも。

 

スカイセンサーが、すばらしかった点は、まず、3MHZ付近から28MHZまで、短波帯全域が聞けたこと。外部アンテナ端子があったこと、BFO搭載、そうして、チューニングダイヤルが前面に置かれてチューニング速度の早・遅の切替ができた。スカイセンサーは、中1のあたしにとっては、まさに夢が現実になったようなものでした。

(こちらも、まだ現役。)

 

内臓のロッドアンテナだけではおさまらず、近くの電気屋さんで買ってきたテレビのフィーダ線10メートルでもって、屋根のあちこちにワイヤーアンテナを張り巡らしました。確かに、ロッドアンテナよりはるかに良く聞こえて、あたしは、さらに短波受信にのめりこみます。スカイセンサーには、BFOがついているので、アマチュア無線のSSBとかCWもちゃんと聞けるのには、感動しました。このころモールス信号も覚えます。

 

あたしの無線への傾倒はさらに増して、じ~ちゃんに、無線の聞けるいい受信機がほ~しとおねだりしたら、じ~ちちゃんは、なぜかあっさりとあたしのリクエストに応えてくれて、当時超高級品だったトリオ(現ケンウッド)の受信機を買ってくれた。今から考えると、昔、海軍のいいところだったじ~ちゃんは、多分無線の知識もあっただろうし、モールス信号も習得してたのでしょうね。軍艦のもっとも重要な機能のひとつは「無線」。当時の軍艦の写真を見ると、あちこちにワイヤーアンテナが張ってあるのが分かりますから。じ~ちゃんは、あたしが無線や電信に興味を持ったことが、ちょっと海軍時代の自分を思い出し、やっぱりうれしかったのでしょうし、ノスタルジックな気持もあって、受信機を買ってくれたのだと、今、思います。

(TORIO のR-599受信機 今でも置いてありますよ) 
 

こうなると、あたしの無線への熱中は、さらにエスカレート。友達の家の裏山が竹山だったので、長さ8メートルぐらいの竹を2本もらって、盟友M君、S君とえっちらおっちら家までかかえてきます。先端にテレビのフィーダーを結び付けまたら、みんなでやっこらしょ~と、庭に堀っておいた穴の中にさお竹の根本部分を差し入れ、そこから、さらに押して、直立させる。すると、なんちゃってダイポールアンテナができあがり。まったくいい加減に作ったアンテナだったけれど、さすがにトリオの受信器はの感度ばつぐんで、世界中の無線局の信号を受信してくれました。はじめてアフリカのアマチュア無線局の信号を受信したときは、自分の世界が何十倍も広がったようで、大感動! 窓を開けて見た真冬の夕暮れの黄金色に光る空、空の上の無数の電波が飛んでるだと考えるとなんとも言えない思いに満たされました。いやあ楽しかったなあ、、、

しかし、そのうち、あたしの今日は、無線から天文へ==天体望遠鏡や天体写真へと移っていったのでした。

(アマチュア無線免許の取得は、それから約30年後、、、)

 

今でも、じ~ちゃんから買ってもらったトリオの受信機は、実家に大事に置いてあります。スカイセンサーは、今でもあたしの枕もとで元気です。あんなにあたしを愛してくれたじ~ちゃんは、あたしが中1の冬、他界。

それから、あたしとおふくろの爆笑ふたり生活がはじまったのでした、、

 

こんなふうに、中学時代の大半は、無線と天文に明け暮れていたのだけど、先回書いたとおりFMとかは、しっかり聞いていて、洋楽への興味も拡大していったのでした。

あたしらと同年代のオディオ好きは、無線にも凝ったことがある方が少なくないのではないでしょうか? 無線機とオディオのアンプとかは、基本的に同じですものね。最近使っている玉のアンプなんkは、五球スーパーなんとかいうラジオを見ためそっくりですのもね(笑)。

 

そんな中学3年の冬、受験も近づいてきたある日、こたつにはいって、ぼ~っとテレビを見ていたら、おふくろが突然「かっずま~ステレオば、買うてやるけん!マツフジにいくばい!」という驚きの発言をしたのでありました。ええっとあたしは、驚いたのだけど、もちろん、はい今行きます! すぐ行きますと! 次の日曜日、おふくろと一緒に電気屋まで、バスに飛び乗ったのでした。 (つづく)

 

 

 

バッハトリオ、、、

ヨーヨーマつながりで聞いています。

 

昨晩は、この盤を聞きました。

 

以下輸入元情報からの抜粋です:

 

バッハ・トリオズ
ヨーヨー・マ、クリス・シーリ、エドガー・メイヤー


チェロのヨーヨー・マ、フラット・マンドリンのクリス・シーリ、コントラバスのエドガー・メイヤーの三重奏によるバッハ・アルバムが登場!
 この3人は1996年以来数多くのセッションや録音を行っており、それらは即興やクロスオーバージャンルの音楽でありましたが、それらの演奏はビルボードなどで世界的に高チャートを獲得しました。今回のアルバムでは、もともと鍵盤楽器のために作曲されたであろうバッハの作品が選ばれ、それぞれのパートをこの3人で演奏をしていきます。それは決してアレンジではなく、バッハの書いた楽譜通りに演奏していきます。
 ヨーヨー・マの完璧なテクニックと見事な歌うようなメロディは息をのむような美しさ。ブルーグラス・マンドリン奏者のクリス・シーリのフラット・マンドリンによる演奏は、これが本当にポピュラー音楽のプレーヤーの演奏なのかとも驚かせられます。練りに練られた運指やピッキングで、隅々にまで神経が行き届き、リズムも全く乱れない一分の隙もなく完璧に弾ききっています。 そしてメイヤーのバッハ音楽で最も大切な通奏低音パートを、みごとに支えています。(輸入元情報)

 

あたしは、バッハも大好きで、しょっちゅう聞いているのだけど、この組み合わせのバッハ演奏は、また違う趣があっておもしろい。

 

ベースのエドガー・メイヤーは、作曲家で、ヒラリー・ハーンのSONYボックスに、彼の作曲によるバイオリン協奏曲が入ってました。あたしは、結構この協奏曲が気にいって、何回か聞ききました、、ちょっとアイリッシュ音楽ぽくて面白い。

 

さて、昨晩もシベリウスSPとアキュフェーズE-800、SA-10のシステムで本CDを鳴らしたました。

 

ん~実にあたたかくて、楽器の定位の良さは、そりゃフルレンジだから言わずもがななんだけど、各楽器の音がなんとも生っぽい。しかもあたたかい音。シベリウスSPのエンクロジャーが固くて分厚い樫の木だから、こんなに木質の肌触りの良い音になるんだろうか、、、ベース、チェロがゆたかに、全く自然に部屋一杯に広がつていく音の様子は、なんとも心地よい、、、

 

マンドリンのクリス・シーリーは、たしかピアニストのブラッドメルドーともやってなかったか? CD棚を探したら、あったあったありました。これも、もう一度聞いてみよっ。

 

今日の午後から週末にかけて、やっと代休です! 

頃よく、天気も雨模様、、外に出ることもなく、音楽・オーディオ三昧じゃ! 

 

 

やっぱりいい、、、アキュフェーズ

2階のトイレの白熱電球が切れた、、、

夜中にトイレにいって、スイッチを押してもつかない、、切れたか、、

真空管も白熱電球みたいに、いつか切れるよなあと、、暗い中で用を足します、、、

 

このところ玉のアンプでシベリウスSPを鳴らして、その独特の音に魅了されていたのだけど、、今は、アキュフェーズのプリメインE-800に戻して、SA-10でCDを聞いております。

 

さて、昨晩は、ひさしぶりにヨーヨーマのポップなCDを聞いてみます。 

 

彼は一時期、ラテン系のミュージシャンと、ちょっとポップなアルバムを多く作っていました。その中の1枚。

 

だいぶ前に聞いたときは、ちょっと軽めの演奏で、きれいだけど、あんまりこころに残らなかった。でも、シベリウスSPでチェロの音がどんな感じで鳴るか、聞いてみようと過日実家から持ってきたのであります。 

 

さて、どうか、、

ん~、、悪くないですね。

先回、この盤を聞いたときは、どのシステムだったかな。B&Wだったか、FALだったか、、、いずれによそんなに強い印象を残す音源ではなかったのだけど、、今回、シベリウスSPで聞いてみたら、ずいぶんと印象が違った。

 

予想通り、このSPが鳴らすチェロの音は絶品、、マさんのチェロの多彩な音色、豊かに下から上まで伸びる弦の響、、、ギターやクラリネットなどの楽器の音、定位もばっちり、、

部屋中に音楽が広がり、こいつはいい感じ、、

一杯やりながら、リラックスして聞くには、もってこいのCDであります。

 

前は、こんな感じのライトクラッシックというか、そんなのは、好きぢゃなかったんだけど、還暦過ぎた今は、こんな感じの気張らずに楽に聞ける音楽が良いですね。マさんは、きっと、そんな向きのために、無理せず、多くの人が聞ける、しかし音楽的クオリティは決してさげることのない、、そんなCDを作りたかったかもしれませんね。

いっつもバッハやモーッアルトぢゃなくて、たまには、こういうのもいいですね。

 

シベリウスSPも、そういう聞き方にベストマッチなのかもしれませんね。超ハイファイではないけれど、実に豊かで自然な音で、包み込むような肌触りの良い音、、、

超ハイファイマニアの方なら、もちょっとレンジを広げてほしいなんて言われるけもしれないけれど、8畳のこの部屋には、このぐらいがベスト(笑)。あたしの聞き方には、ちょうどよいスピーカーであります。

 

そして、アキュフェーズのプリメインアンプE-800。こちらも超ハイファイという感じの音ではなくて、低中音がしっかり充実した、じっくり音楽を聞かせるタイプ、、シベリウスSPと相性は抜群だと思います。

 

そして、なにより、故障の心配が皆無(笑)。いつでも安心して聞くことができる。

玉のアンプだと、いつ壊れるか、少しひやひやしてしまう。でも、アキュのアンプなら、トラブルフリー。スピーカーを壊す心配もない。本当に信頼できるアンプなのであります。

 

音も良くって(そりゃ、玉みたいな微細な音の変化は味わえないかもしれなけれど)、、なにしろ安心して音楽に没頭できる。あたしら音楽ファンにとって、これほど頼りになるアンプはないと思う。

 

真空管アンプの音に魅了されつつも、アキュのアンプに全幅の信頼を寄せています、、やっぱりアキュは、たのもしい、

 

 

 

 

 

 

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