小澤征爾さんの訃報は驚きました。
音楽に献身した小澤さんの数々の経歴に敬意を表し、謹んでご冥福をお祈りします。
失礼ながら1962年のN響事件というのは今回初めて知りました、この事件をきっかけに世界に飛び出してその後のご活躍を経て「世界のオザワ」と呼ばれるまでになったと。
この時に小澤さんが折れることは無かったにしても当時の一般的な日本人の考え方なら権力的な巨大組織に対して頭を下げざるを得ない状況だっただろうし、仮に頭を下げていたら全く異なる人生を歩んでいただろうと、すごい事があったんですね。
当時から世界感が違っていたんだろうし、またその小澤さんを支持していたメンバーの方々がすごいこと。。。
個人的な小さい話ですが十年ちょい前、とあるきっかけでサイトウ記念コンサートの楽屋通路にいた際、コンサート終了後に小澤征爾さんが自分をスタッフと間違えて（お疲れ様〜！）と逆に握手をしてきていただいた事があってなんだか恐縮だったんですが、垣根を作らない気さくな方だけどすごいエネルギーのある方だなぁと思った事を思い出しました。
今日は小澤さんの作品を聴く方も多いと思いますが、自分も一枚聴いて偲びたいと思います。
