WELLFLOAT / WELLFLOAT Double | オーディオコアのコアなブログ

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先日、オーディオ商社の完実電気さんがお持ちになって現在お借りしておりますこちらの製品。


ウェルフロート オーディオボード

「WELLFLOAT Double ¥385,000」


天板がアルミとステンレスの組み合わせボードが支柱による吊り構造で、支えるメカが2層になっている複雑なオーディオボードです。


支柱が2本見えますが、ボードを支えるもの、その支えるシャーシを支えるものと独立した構造です。


触れると円を描くような免震的な動きをします。


オーディオアクセサリー誌に特集が掲載されているので読んでみると非常に難しいんですが、二重振り子構造の制振作用で機器内部を飛び交う自由電子を量子レベルで逃す、デジタル演算のエラー訂正回路の周期を正確にする、ようなことのようです。

(よくわからん。。。)


で、こちらをプレーヤーに使用して聴いてみました。



これがですね…、

想像をはるかに超えてきました、絶句。。。


情報量とレンジがまるで次元が違うレベル。

なんたこの湧き立つ音の華やかさ、余韻の美しさは…。

まるでとっ散らかっていた音が正バランスになったかのような感じ。



使用のエソテリックのプレーヤーの特性もあるかもしれませんので補足、エソテリックの最近の製品はメカも筐体も非常に堅牢で天板を固定しないことでそこから様々な作用を逃す構造になっています。


以前から想像していた事ですが、超重量級のメカを支える構造としてリジットな仕組みはもちろん重要ですが、K1Xは35キロもある内部ギッシリの超重量級プレーヤーには天板の浮きだけでは力の作用の逃げ場が少し足りないのかとも推測していました。


またエソテリックのフットの底部はフェルトやシリコン等の傷防止材を貼っていない金属脚なので余計にダイレクトに振動をボードに伝播してくれているし、アースの逃げ場としてもひと役買っていそう。


そんな事もあるかもしれませんが、このボードを使用するととにかく今までの音とはレベル違い、足りない音域、密度、正確さが全て補完される感じです。

以前、木製ボードのWELLFLOATを試した事がありますが全くの別モノ、他メーカーのボードでも経験したことのない効果です。


値段は高額ですが、ウチの先代がもう20年も前に当然吊り構造ではないですが、厚いアルミボードにくぼみをつけてステンレスの球を置き、その上に厚いアルミボードを置く、免震構造のオーディオボードを開発して販売した事がありましたが、もちろん作る数にもよるんですが、金属加工屋さんに製作依頼してみるとそれだけでもかなり高いものになってしまった事を知っているので、この構造と音質に与える内容、日本で製作していることをふまえると妥当な金額と思えます。


昨年末のブログでウチのシステムしばらく手を入れる事なさそうと書きましたが新年早々に課題ができてしまいました。。。



他のプレーヤーでも同様の効果があると思いますが当店のお客様には特にエソテリックのK-01や03シリーズをご使用の方も多いのでこれからお勧めしていこうと思います。