日立製のFETが使われています。
一度全部取り外してサビを落としてシルバーのスプレーで塗りなおして有りました。フレームには底板がなく一体物なので基盤を取り外し、裏返さないとはんだ作業が出来ません。
昔は、そこまで考えないで製造していたのかもしれません。
スピーカー切り替えのスイッチが押しても、戻ってくるので
スピーカーAで配線されていました。
黄色いジャンパー線は、BAIAS調整で電流を測定する為の物と思われます。
Lチャンネルの1S2076と思われるダイオードがショートしていました。これが原因で音が歪んでいたと思われます。
バランスを考えてRチャンネルも新しいものに交換しましょう。
Lチャンネルの抵抗の色が剥げて解らなくなっている抵抗が有りましたのでRチャンネルを参考に新しい物に交換しましょう。
抵抗を新しいものに交換しました。
抵抗を2本繋いであった物を1/2W 3.9kΩに交換しました。
BAIAS調整する為にジャンパー線を外せるようにしました。
サービスコンセントの配線が今にも切れそうだったので繋ぎなおします。
調整VRを解読して、黄色いジャンパー線の間に電流計を挟んで
150mA位に調整した後に、インプットDCバランス、
アウトプットDCバランスを0V位に調整して完成です。
原因はダイオードのショートでした。