では、前回の続きから。
今後の見立てとして、1つの仕事に一生携わるなんてことは時代が許さない。そんな状況になっていくという話でした。
グローバリゼーションの影響から、労働市場ですら国際競争にさらされつつある中、TPPをはじめとする自由化の一層の推進により、競争はさらに熾烈さを極めていくと思われます。これを「むき出しの資本主義」と表現した大学教授がおられましたが、言い得て妙だと思います。
そんな「むき出しの資本主義」の時代に、私たちは「武器」をもたなくてはならない。個人それぞれが置かれた状況で、「武器」を選べばよいと思います。そして、私が選んだ最初の武器は、せどりや転売という「副業」だったわけです。
さて、このような状況をずいぶん前に先取りして、今も読まれ続けている本があります。ロバート・キヨサキの記した「金持ち父さん貧乏父さん」ですが、ベストセラー中のベストセラーといっても過言ではありません。ちなみにこの本は、何度もせどりをして何度も売らせて頂いたありがたい本でもあります。(笑)
- 金持ち父さん貧乏父さん/筑摩書房

- ¥1,728
- Amazon.co.jp
2000年初頭に初版が出ていますが、15年経った今も版を重ね続けているモンスターのような本です。この本とそのシリーズだけで、ロバート・キヨサキは、いったいいくら印税を得たのでしょうか?(笑)うらやましい限りですが、その内容は示唆に富みます。
どこにでもあるような薄っぺらいビジネス書と違い、富を増やしていく方法論が具体的に、著者の経験を含めて事細かに書かれています。物語として読んでも、非常に面白い。内容はもちろんですが、特に私が気になったのは「なぜ、この本がこんなに売れるのか」ということでした。
この本の主旨はこうです。
ロバート・キヨサキは、賃労働で働く人々の世界を「ラットレース」と名付け、そのラットレースから抜け出せ!と高らかに叫びます。そして、投資や起業を通じて「ハイウェイ」に乗りなさいと続けています。
1990年代から始まった労働者の賃金下落と軌を一にして、世に出たこの本に多くの人は共感をしたのだと思います。もちろん、問題も多く含んだ本であることは否めませんが、これだけ売れ、今も読者を獲得し続けている本です。まだ読まれていない方がいましたら、一読をおすすめします。
なんだか、副業の話をしていたつもりが、どんどんズレていっている気がします。今日も時間切れとなり大変申し訳ありませんが、次回に続けます。

