今日は真ん中の息子の卒園式。

俺自身は成長しないのに、子供達は読めなかったひらがなが読めるようになり、足し算や引き算もできるようになり、日々着実に成長している。

たくさんの親が参加していて、子供達の成長に目を輝かせていて、中には数十万もしそうなバカデカいカメラを構えた父親も多い。

俺は無職。劣等感に押し潰されそうになりながら、下の子をあやしながら、式を終える。

まずは再就職。ただ、学歴も職歴も、資格すらない俺には僅かに狭められた門。くぐっても先の広がりはない。
しかし生活もある。時間はない。まずは働くこと。
力仕事すらも年齢によって制限されているものもある。月曜日には面接。保険屋。

逃げ場は自ら潰し、近道も潰し、残されたのはまさに茨の道。急勾配。クズだけが通る道。

まだはじまってもいない、矮小なクズの物語。