以前から行きたいと思っていた奈良は明日香村にある

キトラ古墳壁画一般公開に初めて行ってきました

 

最寄り駅の近鉄飛鳥駅

自治体名は明日香

小さな駅ですけど特急停車駅です(近鉄吉野線)

自分の地元からは直通ではもちろん行けなくて^^;

大和八木から橿原神宮前行きに乗って終点下車、吉野行きの乗り換えて

飛鳥駅下車です、

 

駅にあったポスター

ファンの友人へ

 

壁画はこちらで保存、展示されています

駅から徒歩30分、そんなトホホなことわたしは出来ず

タクシー乗りました。

飛鳥には石舞台や飛鳥大仏、キトラ以外にも飛鳥美人で有名な

高松塚古墳、文殊院など古刹も多いので

レンタサイクルをつかった回る方が多いようです。

駅周辺にはレンタサイクル店いっぱいありました。

大学の日本美術史のフィールドワークで3日間、奈良のあちこちを巡ったことがありまして

その時、この地を巡りましたが

さすがに壁画は大学の威光を使っても見れないので・・・

以前トーハクでも展覧会ありましたが行けなかった

 

壁画を観るには事前申し込みが必要なんですが

コロナ以前からです。

HPで申し込んで、運良く第一希望の日が当たりました

10月16日から公開はしていたのですが

11月4日からは今回公開されている天文図に合わせて

ミニ・プラネタリウムが観られるのでどうせならと観られる日にしたのです。

 

今回は石室天井に描かれている天文図と西壁の白虎の公開

白虎ということで観たかったのですよね

キトラは亀(キ)と虎(トラ)のキトラとも言われているけど

地元の方はずっと発見前からキトラと呼んでいたとか。

高松塚古墳が発掘されたとき、地元の方が

近くにもよく似た古墳があるけど・・・っていう言葉がきっかけで発見されたのでした。

 

スペインのアルタミラの洞窟絵みたいですね

 

壁画は本物ですが古墳のなかに入るのではなく

取り外して修復されたものをガラス越しに拝見します

グループに分けられていて1班あたり10分くらい

思った以上に小さい

石室のレプリカの展示もあるので、それをみるとその大きさは納得なのですけど

白虎ははっきりとその表情も尾っぽも見えます

天文図は中国の星座・星図

西洋の黄道十二宮(星占いでおなじみの星座)も重なってはいるとのこと

(プラネタリウムで教えてくれた)

中国の星座は二十八宿、東西南北それぞれ八宿

わたしは觜宿だったと思います

で、それは西方白虎の宿でした!おどろき!

 

写真は撮れないのでいただいたポストカードで

上/天文図

左右の円は月と太陽を表わす円です

星座の星は金箔です

 

下/壁画の復元図

北 玄武 南 朱雀 西 白虎 東 青龍

それぞれの方角を守る神獣

朱雀門とうのは南にある門ですね。それで方角がわかる

 

壁画はこれ以外に獣頭十二神が描かれているのですが

確認できているのは四神ぐらいだそうで

今回ちらっと戌神も展示されていましたがよくわからなかった^^;;;;

 

埋葬されていた人物は誰かはわかっていなくて

でも、きっと愛されていた方だったのでしょうね

暗闇になる墓室

なのにこんな鮮やかな壁画。

それはその方を守るために、鎮魂のために描かれたのでしょう

絵を描いた人も必ず存在したのです

その子孫は今もどこかにいらっしゃるのかも知れません

 

天文図には北斗七星があって。

なんだか古代から現世までの悠久に続く生命のつながりや

宇宙の存在の神秘やすごさの感情が一気に溢れてきて

感動しました。

当時の人たちは1000年以上あとに生きる人たちや時代のことなんて

想像もしてなかったかも知れないけどね

 

ちなみに壁画を観るのは抽選は必要だけど入館は無料

パンフレット、クリアファイル、ポストカードは記念にといただきました

 

買ったgoods

 

goodsじゃないけど奈良漬け好きなんで(笑)

生姜のは初めて買った

 

次は2月に玄武の公開がありますよ