桑名犬猫病院は日曜日も午前中診察してもらえるので助かります。

 

今日でもう三日食べてない、食べられないのかどうなのか、歩く姿もやっとこさ歩いてるみたいに変わってきた。

 おしっこも量はそうでもないけど、出る頻度は激減してしまった。


次の日曜日は病院に来れるのか、今日が最後になりはしないかと思いながら病院の看板を眺めた。

 



帰宅して酸素ボックスに入れたけど、狭いのは嫌だろうと思ったので、リビングに出してそこで横にならせた。


1月にチョコとのお別れを覚悟した時は、チョコの顔を見て、これまでの思い出とか感謝の気持ち、言い足りない言葉を伝えたけど、今この状態になって、あの時より確実にお別れするまでの時間はないのだけど、その類の言葉が出なくなっていることに気づく。

 

何週間前、TACの講義で防衛機制というのを教えた。

 人間は精神のバランスを保つために、無意識に自分の感情をコントロールするらしい。

 

3カ月前、それこそ精神が崩れそうになるほどの悲しみを味わった。

 あの時の経験をおそらくは脳が覚えていて、今そうさせているのだと思う。

 

女優の川島なお美が亡くなる前に、「生き物は口で食べられなくなったら死ぬんです」と言ってたのが、

 

ずっと頭に残っていて、それを今思い出している。

 

引っ越ししてこの新しい家で数日間一緒にいられたことを出来るだけ覚えていたくて、写真を撮っている。

 

仔犬の時の後ろ姿になってしまい、片手で持ち上げられるほどになってしまったことを考えるとこみ上げてくるものがあるが、

 

身体が直ぐにそれを考えるなのサインを出す。



 

裸の感情の周りを分厚い壁が覆ってくれてる感じかな。

 

シルバーが亡くなって3年、こんな日が来ることは覚悟していたけれど、想像もつかないがとてつもなく大きいであろう喪失感を果たして乗り越えることが出来るのだろうか。