塾生の子たちの祈願を行い、お札をいただいた。

今回はチョコの病気平癒のお札、絵馬をかけることにした。

 

いくら可愛いチョコだとはいえ、人間ではないから神社内には入れない。

私が一人で先にお参りしてその後女房が参ることにした。

 

女房を待っている間、菅原道真公に心からお願いした。

 

「チョコを助けて下さい、もう少しだけチョコに時間を下さい。」

 

「願いが叶う梅の枝を何年かぶりに買ってきたわ」

 

女房が戻ってきた。

 

少しでもチョコとの時間を持たせて下さいという願いが、土山インターでほんの少しのすり身を食べてくれたことで

もしかしたら叶うのではないかという期待とまではいかないが、希望の小さな芽が見えた気がした。

 

チョコが自分から食べてくれたことで、私も女房も帰りの車では、楽しい話が出来た。

いつ以来だろうか。

 

「生肉を食べさせてみるよ」

 

「元気が出そうだからいいかも」

 

「このまま北イオンで買って帰ろうか」

 

ほんの少しのすり身を食べただけで、生肉を食べるという保証はどこにもないが、きっと食べてくれるだろうと

私も女房もなぜか確信していた。

 

そう信じたかった部分が多かったのか? いやそうではなく、生肉なら喜んで食べるに決まっているとやはり確信があった。

 

帰宅して、生肉をちぎって口元に持っていくと、パクッと、すり身よりも自分から食いついた。

しかも自力で立てずふにゃふにゃしていたチョコがぐらつきながらも立っている。

 

 

「これから毎年北野天満宮に行くたびに、悲しくなると思ってたけど、嬉しい北野天満宮の日になったわ」

 

同じ気持ちだった。今日のこととこの気持ちはずっと忘れないと思う。

 

土山インターのタコ棒のことも。

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