ネットでたま~に見る(立憲民主主義)という変な言葉。

 

今ちょうど中3は公民が範囲の学校もあり、民主主義の概念を教えてます。
立憲民主党が結党したので以前にも増して立憲民主主義という変な造語を見ることになるかも知れないので、塾の中3生には解説しておきました。

 

(解説)


立憲民主主義などという概念はそもそもありません。
立憲主義と民主主義、この二つは論理的には同じにはならんものです。

 

★ものさしの両極端みたいなもんなんです★

 

簡単に言うと、民主主義をなんでも自由にしてしまうとそれこそヒトラーみたいなのが出てくるので制限せないかんだろうってそれが立憲主義。

戦後のドイツに強力な憲法裁判所がつくられたのはそのせいなんですよ。民主主義に自由を与え過ぎた反省からなんですね。

 

● 少しでも憲法に詳しい人なら恥ずかしいので使ってませんが、ヤフー知恵袋などでは立憲民主主義=民主主義に自由を与えたものだと!(^^)!  なわけないだろ!!

 

●似たようなものに、(多数決独裁)ってのもありました!(^^)! 、ここまでくると、もはや大人じゃない!! スキンヘッド茶髪、卵生の哺乳類、なんでもありです。

 

●あと・・民主主義の反対が軍国主義だと言ってる人もネットではよく見ますが、民主主義の反対は官僚主義です。民主主義の国が世界の情勢により軍国主義の時期もあればそうでない時もある、というものです。

 

日本は民主主義を忘れて軍国主義になりつつある、とか書いてあったり聞いたりしたら、トホホというレベルです。