高校時代だった80年代はテレビゲームというよりはテーブルゲームが全盛の時代。

 

ボーリング場や喫茶店、ゲームセンターで1回100円でした。

今の貨幣価値からすると、タバコの半分の値段だから一回250円ってことになるか?

下手だとあっちゅう間に終わるので気合の入り方も今の子供たちとは全然違ってた気がする。

 

一面、二面とクリアするごとに難易度が上がっていくが、うまくなると100円で1時間弱遊べたりもする。

ハイスコアを取ると、5文字程度のアルファベットを残すことが出来る、せいぜい名前のイニシャルくらいしか残せないのだが、当時としては誇らしい気持ちになったものだった。

 

 

そんな中、一番お金を注ぎ込んだのがディグダグ、これなんかは今でもBGMが脳細胞にしみついている気がする。

 

学校帰りのボーリング場ではこのディグダグを求めて各校の高校生、有職少年、単なる不良たちが我先にこのテーブルを取り合ったものだった。

 

たいがい席を取れなかった不良たちは、私が一人でプレイしているときは対面に、友人と二人で向かい合って交互にプレイするときは私たちの横の椅子に座ってくる。

 

そこでひたすら 「ちっ!!」 と大きめの舌打ちを浴びせてきたものだった。

 

ディグダグが上手過ぎたせいでよくトラブル・・

 

トラブルではないか、見知らぬ不良から金銭を無心されたものだった。

 

やたらと怖さを増すようなトーンで狂暴な単語を浴びせられたものだった、それはきっと私が通っていた高校が進学校であったことが一番の原因だったようだ。

 

やつらはきまって

 

「なんで●●高校のやつがおるんや、お前らは家に帰って勉強でもしとったらええんじゃ!」

 

9割以上が最初にこう言う。

 

ドラマによくあるセリフ、多くがなよっとした男に対して不良が

 

「お前の来るところじゃない、家に帰ってお母さんのおっぱいでも飲んでろよ!」的な。