小学校の時は母親と接する時間が多いのと体力的にも負けることはないので子育てに対して母親が前面に出てもそれが普通だと言えば普通。





しかし中学生になっても同じことをしていると、体力的に追い抜かれると同時に脅しが効かなくなります、こうなるといよいよ父親の出番。





中学生、特に一番反抗期には2年生の時に、それぞれの家庭における父親の存在感、ここが全てだと言えるでしょう。





中学2年生~3年生、母親など怖くなくなってきてる男子がほとんど、それなのに小学生の時同様、大きな声を出したところで子供にはうるさいとしか映りません。





しかしこの時期に、子どもが「父親に言われたら怖いな・・・」と思わせることが出来るような子育てを母親がそれまでの間にやっていたかどうかが問われます。





そうすれば、父親が子どもよりも体力的、学業的に劣っていても関係なく子どもはちゃんと一目置いているものです。





母親自身が自分の指導が入りにくくなる前に、父親の外見、性格、経歴などに否定的なことを日々子どもに対して口にしていたとしたら、当然父親を尊敬などせずむしろ軽視して誰の言うことも聞かない子どもになってしまいます。





嘘でも父親はすごいのだと言い続ければ、反抗期の子どもに指導を入れることは簡単です。夫婦間の問題は子どもが寝てから本音でもめたらいいのであって、子どもの目の前では父親の存在は一番にしておく、これが鉄則です。





先日反抗期の子どもに悩むお母さんの相談で、お母さん自身が私にこう言うのです。





「夫は〇〇高校しか出てないので、勉強について何もわからないので私自身もイライラするほどです。子どももそれを気づいているのでどうせ分からないなら黙っていろとい態度で・・・」





ここに大間違いがあるんですよね。お母さん自身がお父さんをバカにしてたら子どもが言うこと聞くはずがないんです。