中学からの友人の息子が塾生だったことがありました、川越高校志望でした。


入試前の三者懇談で学校の担任からは川越の合格は難しいと言われてましたが、ギリギリ合格できるラインだと判断して受験をすすめました。結果、川越高校には無事合格。


塾に来た時は成績は中の上、頑張れば川越は越えられる範囲にいました。


しかし合格するしないそんなことよりも、教え始めてすぐに、「この子すごいかも・・」


今は中の上に甘んじてる彼の中に奥の方からギラッとすごく光るものを感じたんです。


それは【努力出来る才能】の大きさが発している光でした。


その頃は普通の学力、のように見えてました外観上は。


高校は人生の通過点、そこから先の人生の方が長いのです、それで合格したその日に彼に伝えました、


「お前がさ本気でやったら医者にでもなれるよ、だからすぐにでも勉強を始めろ!」


「先生、本当ですか?」


「お前なら出来る、あきらめずにやり通せ!」


彼の父である友人によると、それから彼は本気で医者を目指したらしいのです、そして昨日、二浪して医学部に合格したと連絡が来ました。


塾講師の仕事の面白さの一つに、本人も保護者も気づいてない可能性を伝え、卒塾後もその進路を見守ることがあります。


二浪してもあきらめず苦労して努力して壁を破ってきた経験がある分、きっと素晴らしい医者になってくれるでしょう。